2024年6月24日 (月)

メルクリン Cトラックの組み方その5 - 覚書

これまで法則から素直に導き出される話をして来たが、今日は個人的に多用している部分レイアウトを紹介する。

使うのは曲線ポイント「24671」と曲線ポイント「24672」、そしてR1の曲線レール「24130」×5、直線レール「24077」×1だ。「24077」は色々使う箇所もあるが、他は法則通り素直に組んでいる限りあまり使いでがないパーツだ。これを画像のように組むと、90度のR1とR2で入替線を持つ部分ができる。これを左右対称に二組組むと、外周R2と内周R1で自在に列車を切り替えられるようになるのだ。
Img_6149

メルクリン Cトラックの組み方その4に戻る

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2020年8月 3日 (月)

恥ずかしすぎるネトウヨ晒し

ちょっとこれは恥ずかしすぎますね。mixiに出て来た愚か者です。ekamai、mixiのIDは21524566

20200803-91652_20200819155201 

スザンヌが豪雨被害を受けた熊本の小学校に物資を寄付したことについて
いちいちSNSで報告すんな。真の善意は黙ってするもんやと書いていたので、このつぶやきにコメントでリンクを書いてリンク先で

「お前が心底本当にそういう意見なら反応するなよ」って書く前に自分で突っ込めないものかね。あ、馬鹿だから分からないのか
と反論しておいたんですがね。

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何と元のつぶやきにワシが書いたリンクのコメントを自分で削除した上で、元のつぶやきのコメントに
「なんや?都合が悪くなったらコメント消してトンズラかい?www 典型的な構ってチャンやなw」

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だって。マイミクなりから見たら本人の言い分しか見えなくなるのでそれだけ読んで信じる奴もいるのだろうが、恥ずかしいのぅ。ネトウヨも数見ているが、ここまで恥ずかしい奴は初めて見た。

しかしアレだね、これ「自分の主張に有利なデマ流して、信じる奴が出ればそれでエェ」っていうネトウヨの性根を晒しているよね。南京大虐殺も客観的な事実と関係なく「ない」「ない」と言い続けて最終的に日本人全員が信じればそれで良いと思っているんだろうな。
そんなことやっても被害者側は覚えているし、冷静に証拠から判断できる第三者から見たら丸見えなので、日本の国益を害するだけなのだがな。

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2020年3月 4日 (水)

差別者の論理矛盾を炙り出せる質問

新型コロナウイルスについてはこれまで日本人の中国人差別が目立っていたが、日本でも蔓延するに連れ「アジア人」をまとめて差別する事例が出て来たようだ。
日本人を「コロナ」とからかい暴行か パレスチナ人逮捕 (朝日新聞デジタル - 03月03日 10:09)

そこでつぶやきを書いた。
中国人を差別していた馬鹿者はここのつぶやきを自分に対する批判として読み自省せよ

そしたら例によって例のごとく「中韓人と日本人をアジア人で一緒にするな」「殴られたら殴り返して当たり前」という論法でニセT-800とかいうネトウヨが来たのだが、色々やっているうちに面白いことを考えついた。

君、ワシが殺人したら日本人として一緒に罪を背負ってくれるんだよね。もしワシが殺した相手が中国人だったら、一緒に中国人に殺されても文句言わずに死んでくれるわけだよね?

と聞いたのだ。
日本人である△11がもし中国人に対し殺人を犯した場合、日本人である(と自称している)彼らはそれまでの自分の主張に従うなら、「△11と一緒に殺人者として中国人から復讐されても当然だ」と考えるはずなのだ。

実際には全く答えなかった。当然だろう。答えられないのだ。
いや別に「どうして俺とお前がたまたま日本人同士だからって俺がお前の殺人罪を一緒に背負わねばならん」ってぇのがまともな答えだろうね。そうだ。日本人に対し何も犯罪をしていない中国人だってそう思うだろうよ(^_^)

「△11は韓国人だ」?
そうだな。同姓でルーツを研究している人に「ウチの姓は日本に一系統しかなく、平家だ」と聞いたことがある。だから皇族が韓国人である程度には△11も韓国人だろうね。

人を差別できるような馬鹿はこれで殊勝に「論破された」などと反省するなんてことはないだろう。もちろんそうなるのが最善ではあるが、しかし個人的には傍観者が双方の意見を読み、いずれがまともな意見なのかを判断できれば充分だと思っている。

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2019年7月23日 (火)

一貫性は議論の最小限の礼儀

例えばこれ。

はて「外交に強い安倍」が総理大臣で、与党自民党が圧倒的多数を握っている現状、それで断交はいつだと思いますか?→いきりたっている皆さん
--- ソウルの日本大使館前で自殺未遂か 車が炎上、男性重体 (朝日新聞デジタル - 07月19日 10:21)

個人的には「韓国が逆ギレしている」のか「日本が傲慢」なのか、背景はよく分かっていない。いずれにせよ報道に対しネトウヨの書いていること「恩を仇で返す、約束は守らない、嘘をついて毎度金だけせびる、日本は韓国と関わらなくてもやっていける、韓国経済は脆弱で日本の援助頼み、断交しても日本側に全く不利益はない」が全部本当だとすれば、当然断交すべきであろう。
しかし現実には「外交に強い」と言われる安倍晋三が、与党自民党が国会で圧倒的多数を占めている現状であるにも関わらず、断交していない。多分今後もしないだろう。となれば断交しないのは「断交を強硬に主張する国民が把握していない、断交できない理由がある」「与党自民党は国民の利益や意見などどうでもいい」のいずれかである。

さてコメントに来たニセT-800が書くには

「G20で、なぜ「外交に強い安倍」は20カ国ではなく、19カ国と首脳会談をしたのでしょうか。」(ニセT-800 2019年7月19日 13:43)、、、(苦笑)自分自身とは話はしないよね。まぁ安倍晋三の場合、他の人と話をする前によくよく自分自身と向き合い話をした方がいいとは思うけど。冗談はさておき「19カ国ではなく、18カ国」とすべきところの単純ミスと考え読み替えて続けると、安倍晋三がG20において、ある1カ国とだけ首脳会談をしなかったとしたらそれがどうだと言うのだろう。それで君の考えだと断交はいつだと思うんだね?

「お前はいつが望みなのだ?」(ニセT-800 2019年7月19日 14:02)、、、「断交しないだろうな」と言ってるだけのわしの希望なんてどうでも良いよね。その後しばらくコイツは「韓国とは日米ともに断交の方向だが、今すぐ縁を切れば中国の思う壺なので距離を置いている」というネトウヨがよくする話をし出していたのだが、、、

「韓国を攻撃されても、中国と北朝鮮は痛くも痒くもないが、最も応えるのは貿易に絡む制裁です。その理由は、彼らに自給力がないからです。」(ニセT-800 2019年7月20日 09:52)、、、この辺から議論は怪しくなってくる。自給力の話で日本があまり偉そうなこと言わない方がいいよねぇ。

「違います。日本の経済力の強さは、内需の強さにあったのです。何しろ江戸時代は、鎖国をしていたのですよ。」(ニセT-800 2019年7月20日 09:55)、、、えぇぇっ。日本の自給力の証拠として江戸時代の鎖国を挙げるか。つか同時代李氏朝鮮も鎖国していたと思うけど。

「韓国経済のウィークポイントは、外需頼み。しかしながら、価格競争のために、国外市場ではダンピングを強いられるため、その穴埋めとして国内市場でぼったくるしかありません。だから、自国民から搾取する構造を余儀なくされます。これが自国民から「ヘル朝鮮」と呼ばれる由縁です。」(ニセT-800 2019年7月20日 09:58)、、、この発言が一番ひどいかな。「韓国は外需が強いが内需は弱い」という話で始まったのにすぐ「外需もダメダメ」と言った結果、何と「韓国は内需で上げた利益を外需のダンピングに投入し将来の利益を期待しシェア拡大している」などという結論になっている。この結論通りなら韓国内需めっちゃ強いやん。

「その時代に、彼らは何をしていたのでしょうか。両班が国民を搾取し、教育を与えず、技術革新もせず、あげくに支那の属国を選びました。」(ニセT-800 2019年7月20日 10:03)、、、「李氏朝鮮も鎖国していた」話へのレスだと思うが、民衆のための政治をしとったかどうかなんか論じてないぞ。鎖国してやって行ける自給力の有無を論じていたんであって、徳川日本と李氏朝鮮どっちも鎖国していたのだからその当時はどっちも自給していく力があったわけだ。
「韓国の市場規模は、現代に至ってなお5,000万人市場です。しかも、富裕層だらけならいざ知らず、貧民だらけの5,000万人。内需として頼れるでしょうか。」(ニセT-800 2019年7月20日 10:11)、、、いやんなこと知らんしどうでもいいけど、もしそうならお前の主張「韓国は外需でダンピングし、内需でぼったくっている」ってのは無理だわな。
「産業レベルが低いうちは、いくらでも自給できます。それができなくなるのは、国内にはない資源が必要となった場合です。日本も国外に資源を本格的に求めだしたのは、開国・近代化してからの話です。」(ニセT-800 2019年7月20日 10:15)、、、これは「李氏朝鮮も鎖国していた」に対するレスだと思うが、もしそうなら日本も「徳川日本も李氏朝鮮も自給力があったというよりは近代化前だから必要な資源が大して多くなかっただけ」という話だわな。
「もぅ少し、世界の構造を知った方が良い。日本が本当にアメリカ奴隷と、思いこんでいるのですか??それとも、そのように解釈したい反日願望ですか」(ニセT-800 2019年7月20日 10:17)、、、いや知識ない人にはある人が教えればいいんでない。論理破綻しているお前に教える知識やら能力やらあるとは思えないけどね。
「少資源だからこそ、日本はリサイクル技術を開発してきたではありませんかww 支那のように、資源の函養も考えないイナゴ国家は、今は何をしていますか?」(ニセT-800 2019年7月20日 10:20)、、、へぇリサイクル技術の開発とやらで日本は近代化後必要となった資源の自給力を身につけたんだ君の脳内では。
「アホか???ww リサイクルで資源・エネルギー不在を補えるなら、交易は必要あるまいwwww とはいうものの、本当は日本近海に資源もエネルギーも十分に有り余っていることは、判明しているがなww」(ニセT-800 2019年7月20日 10:25)、、、そうだよな。現代日本も現代韓国も近代化した結果、国内にない資源が莫大に必要となって、輸入に頼っているわけだ。鎖国時に自給できてたのなんかどうでもいい昔話。
「お前、無知のくせに背伸びをするなww 説明が面倒くさくなるだけだ。」(ニセT-800 2019年7月20日 10:27
「で、なに??経済レベルも技術レベルも、日本=韓国と思いこみたい反日思想か??」(ニセT-800 2019年7月20日 10:29
「お前、ぜんぜん歴史を知らないんだな………。」(ニセT-800 2019年7月20日 10:33
「解説するのも面倒だが…なんなら解説してやろうか?????」(ニセT-800 2019年7月20日 10:34
「歴史を知らないから、言葉尻をとらえての揚げ足取りしかできないということだろう。無知なバカどもは、みなやることが同じだ」(ニセT-800 2019年7月20日 10:36
「あっはっはっはっ!!!!!!!wwww バカを晒しはじめたかwww 恥をかく覚悟はできたか???」(ニセT-800 2019年7月20日 10:39
、、、はよ解説してやー何か解説することがあるなら
「プwww あのなwww 江戸時代と高度経済成長後の日本を、混同しているのはなぜだ??www」(ニセT-800 2019年7月20日 10:43 )、、、「日本の内需が強い」と言っちゃってそれを正当化するため徳川日本の鎖国を持ち出したのはお前。ね。

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2018年12月 3日 (月)

ポルコが操作しているのはコンテ通りタイミングレバーだと思う

岡田斗司夫プレミアムブロマガ「『紅の豚』徹底解説:最高にかっこいい!ポルコの愛機サボイア号の発進シーン」
「コンテを見ると『タイミングレバー』と書いてあるんですけど、何のことか僕にはわからなかったんですね」「知ってる人とかに色々と聞いてみると『ミクスチャーレバーじゃない?』と言われました」「その一方で、『これはタイミングレバーだから、本当に燃料の噴射タイミング、エンジンのピストンの中で気筒が動いている時に、どの位置で燃料を送り出すのかを切り替えるための操作だ』と言う人もいるんですよね」

タイミングレバーなら点火時期操作だ。回転数上昇に合わせて点火時期を早める(=進角)。
レシプロのガソリンエンジンでは、燃料を爆発させてピストンを押し下げる。そのピストンが下がる力を、クランクの回転運動に変える。回転するクランクの角度により点火する。爆発するガソリンがピストンをちょうど良いタイミングで押し下げるように点火角度を調整する必要がある。
ガソリンが燃える速度は一定なので、エンジンの回転数が上がった時には早めに点火しないとピストンが行きすぎてしまって、ガソリンの爆発力がちゃんとピストンに伝わらない。点火時期を早めなければならないのだ。
現代的なエンジンでは点火時期はディストリビューターが、さらにはコンピューターが自動的に進角させるようになっている。のでユーザーは「点火時期を変えなきゃならん」なんてことは意識しなくても問題なくなり、分かりにくくなっている。オートマティックトランスミッションしか知らない人に「クラッチ」「ギアレバー」を説明しようにもなかなか分からんであろうのと同じ。点火時期を意識するのはメーカーとチューナーくらいだ。

ミクスチャーレバーの可能性はないな。
コンテにタイミングレバーと書いてあるというし、ポルコは離水でスロットル開とともに操作している。ミクスチャーレバーは高空に上がって空気が薄くなった時にも最適な空気と燃料の比率(空燃比)を保つため燃料を減らすもんだから。

「最初にエンジンをスタートさせた時に煙が出るのは、燃料が濃すぎるからであって、このレバーは、燃料の混合比を少なくして、完全燃焼させるための装置」、、、地上でエンジンスタートした時に燃料が濃すぎるなら、調整の問題だわな。実際この後空戦で苦戦し、要はこの煙は「完調ではない」結果「墜落させられる」伏線だ。

ちなみに空燃比を変える説明で一般に分かりやすいのはチョークレバーだろう。エンジンが冷えている状態から始動する時に空気を減らし相対的に燃料を濃くして始動しやすくするもので、エンジンが温まるまでは濃くしたままだ。

「燃料の噴射タイミング」はこの頃のレシプロエンジンならバルブを開く時期ということになるが、クランクシャフトからカム等で自動的に行われ、手動操作で行われたことはない。市販車のレシプロエンジンでバルブタイミングの操作が行われるようになるのはホンダのVTEC(インテグラ、1989年)とかポルシェのバリオカム(ポルシェ968、1991年)とかから、もちろん自動だ。

「僕は宮崎さんみたいに飛行機マニアじゃないので、FacebookやTwitterで教えてもらったんですけど」

当時の航空機のエンジン形式は自動車と同じなので、問題は飛行機かどうかじゃなく、この頃のエンジンが現在とは進歩の度合いが違うのでこの時代のレシプロエンジンに詳しいかどうか。

だからこそ当時航空エンジン業界にはクライスラー、パッカード、ベントレー、ブリストル、ロールス・ロイス、サンビーム、ネイピア、BMW、ダイムラー・ベンツ、ルノー、三菱、アルファロメオ、フィアット、ピアジオ、イスパノ・スイザ、、、と自動車業界で馴染みの名前が並ぶわけなんだよね。

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2017年12月 4日 (月)

まもなく北朝鮮難民が日本人に虐殺される事件が起こる

2017年09/23の麻生太郎副総理兼財務相の「武装難民かもしれない。警察で対応するか。自衛隊、防衛出動か。射殺ですか。真剣に考えなければならない」という発言が問題になった。

麻生太郎氏の「武装難民来たら射殺するのか」発言に左派団体や識者ら猛反発

武装難民って何だ。難民てぇのはなけなしの何もかも持って来ているから、当然武器を持っている者もいるだろう。海賊みたいなのに襲われたらせめて最後の抵抗をせねばならんからな。満州から引き揚げて来た日本人がピストル持っていたら携行して来たのと同じだ。

韓国人や中国人の生活保護受給もネトウヨの非難の格好の対象だ。もちろん不正受給はなくさねばならないが、しかし文明国ならどこでも外国人にまで生活保護受給させるらしいけどねぇ。

実際には昔から散々あるらしいが、最近木造船漂着のニュースが多い。「漁業やってて遭難したらしい」とか「脱北して来たのではないか」という扱いなら良いが、最近「家電がなくなった」とかいう記事が出て来た。
多数の人間の中にはもちろん不逞の輩もいるだろう。日本人の中にもゴミをポイ捨てする奴もいるわな。難民の中には盗みを働く奴もいる。そんなものだ。もちろん盗みを働く奴はケシカランが、ケシカランのは北朝鮮の人間だからじゃない、盗みを働くからだ。

しかし現在事実を無視して「難民は法律やルールやマナーを守らず日本をめちゃくちゃにする」という雰囲気が蔓延させられている。このような雰囲気の中で、例えば偶発的な衝突がエスカレートして難民虐殺に至る可能性は極めて高い。
例えばニイハウ島事件なんかもそういう構造で起きてるわけだ。

「あらゆる選択肢を検討しておく、そのことの何が悪い」?
難民を射殺するなんてぇのを選択肢として考えつくなんて、人間の心を持っている限りあり得ない。「日本陸軍は南京で虐殺してない」なんてよくも言えたものだ。
多分50年後に日本人たちはこう言っているだろう。「日本人が201X年X月に北朝鮮人難民を虐殺しただぁ。証拠を出せよ」「あの時北朝鮮から来た奴らが武器を持っていて日本人を殺そうとしたからだろ」

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2017年3月11日 (土)

登山における小型軽量ヘッドライト、2017年03月版

 モンベルの新型が出たので登山における小型軽量ヘッドライト、2016年03月版を改訂する。

 登山には、必ず照明機器を持参せねばならない。
 人間は昼行性の動物であり、夜は眼が見えない。深夜でも何も持たず歩ける繁華街に慣れているから危機感をなくしてしまっているが、本来夜は暗闇であり、人間は一歩も歩けない。

 宿泊する時には常にすぐ出せる場所に携帯すべき。薄暗くなりつつある中をトイレに行った場合、帰り照明機器なしでは歩けないこともある。山小屋の居間でゆっくりしていたら消灯し自分の寝床どころか部屋も分からなくなることもある。
 日帰りの予定でも持つべきだ。足を傷めた時、緊急露営するよりコースタイム2時間のところ林道を足を引きずり5時間かかってでも人里に降りた方が安全かも知れない。その途中で日が暮れるとしたら照明機器なしでは無理。緊急露営にしても照明機器なしではどれだけ不安で不便だろう。
 実は登山でなくても必ず1人1個を常に携帯すべきだと思っている。20時に繁華街で大地震に遭ったとして、瓦礫の山と化し普段と全く違う惨状の道路を地獄の業火を避けながら照明機器なしで帰宅できるか。普段は2時でも15時とほとんど同じ感覚で歩け、電車で30分で帰れる場所だから何も考えずに歩いているが、そこが大災害時にどういう場所になるか考える想像力が欠片でもあれば、照明機器なしではいられないはずだと思う。

 △11は入手が容易である点から電気機器の電源を単3に統一すべきだと考えている。また予備電池を含めた重量軽減の観点から電池の本数は少なければ少ないほど良い。すなわち小型軽量機種なら単3×1が絶対条件である。無論普段運用するのは単3アルカリ電池ではなく単3ニッケル水素充電池。ちなみにモンベルのカタログでは製品重量が電池抜/込の両方が掲載されていて、その差は23g/本。
 手回し充電などは必要ない。内蔵電池の寿命とともにゴミになる。
 雨天下でも安心して使うためには、信頼できるメーカー製品で、防滴機能を持っている必要がある。一般にIPX4などと書いてあるのがその表示で、IPのすぐ後の数字が防塵性能、その次の数字が防水性能。Xは評価されていない表示で、IPX4なら防塵評価なし、防水等級が4。防水等級が4なら防塵は評価がなくても問題ない。防水等級について、一般登山には「あらゆる方向からの飛沫」に耐える4が必要充分。すなわちIPX4ならおっけい。ちなみにそれ以上の防水性能は5が「あらゆる方向からのノズルによる噴流水」、6が「あらゆる方向からのノズルによる強力な噴流水」、7が「圧力および時間で外郭を一時的に水中に沈め」ても耐える。8が潜水に耐える等級で具体的な内容を併記する。沢屋さんなど水をカブったり、場合によっては水中に浸かってしまうような人には安心材料かも知れない。

 登山の場合、両手を明けておきたいこと、落下させる可能性を減らしたいこと、荷物を減らしたいことから、照明機器を1つ選ぶならまずヘッドライトだ。ランタンは歩く時に使えず、懐中電灯は片手を占有される上に落とす可能性がある。これらは災害時にも同じことが言える。
 前後に首振りできるのは当然として、その回転軸が重心に近い方が良い。回転軸より重心が高い位置にあると、お辞儀をしてしまう可能性がある。新品をいじってお辞儀しなくても、使ってヤレて来た時に露呈する欠点なので始末が悪い。
 テントや山小屋で暗くて目が慣れている中で自分の目を眩ませないため、また周囲に迷惑をかけないため、点灯した時に暗いモードから始まらなければならない。また明るいモードは気にしないとしても、暗いモードは宿泊場所で多用するので雰囲気を壊さない電球色が良い。暗いモードでの稼働時間が長くなくてはならない。

 以上の観点でモンベルのコンパクトヘッドランプが一押し。

 第三世代の品番1124657の一番の改良点は、電池ボックス蓋が紛失防止ストラップ付きになったこと。山の中で小さいものを落とした場合、発見できるとも、拾いに行けるとも限らないのだ。
 また第二世代で小さいとは言え唯一難点だった暗いモードでの稼働時間が、第一世代を凌駕する80時間に延伸された。さらに2200円+税に値下げ。最大光量45ルーメン照射距離36m稼働時間27時間、15ルーメン22m73時間、5ルーメン5m80時間の3段階調整。46g電池抜。IPX6


 第二世代から点灯が2度押しで誤操作の危険が低いのも継続。

 タジマ
 「臍曲がり承知でどうしてもモンベルを使いたくない」という人にお勧めする。巻尺とかノギスで有名なメーカー、工事現場で手元を照らす観点からの開発だ。信頼性は言うまでもないだろう。
 ウェブサイトで実測特性などをかなり詳しく掲載している
のは好感が持てる。電池が減っても明るさが変わらないようにされており、電池が切れる前に3回点滅して暗くなることで警告してくれる。
 登山で使うなら暖かい電球色にして欲しいところだが、白々しい白色光なのは開発動機から考えるに仕方ない。
 作業用に平均的な配光になっているようだが、例えば「沢を渡った後に登山道の続きになっている森の切れ目を見つける」とか結構大変なので、暗い登山道を探すとなるとスポット的な配光の方が有利かも知れない。
 型番は規則性がある。最初のアルファベットが種類。次の数字2桁が最大光量。最後の一桁が電池で単3が1、単4が2。例えばM071なら最大光量70ルーメン、単3ということになる。

 単3×1の機種はペタ!M071。3943円税込。IPX6耐落下2m

 モンベルと比較するとわずかに高価にはなるが、最大光量70ルーメンは魅力で、この時の稼働時間は約4.5時間。照射距離は30mと短く、照射範囲の広さが伺える。他に30ルーメン約7時間、5ルーメン30時間の3モードで、再点灯時は最後に消灯したモードで点灯する。電池抜23g、極めて軽量だ。
 マルチライトとある通りどこぞにクリップしたりマグネットで鉄に貼り付けたり写真三脚に取り付けたりできる

 白々しい色が嫌いな人には、M071用アクセサリーキットLE-ZL2に赤いディフューザーが入っているが、暖色というより赤色になってしまうかも。また脱落しやすいというインプレを散見するので使用には要注意だ。

 白いディフューザーと、カメラのアクセサリーシューに載せるアダプターもセット。

 ヘッドバンドは通常の布ゴム?製が付属し、消耗したら別売りもある。ヘッドバンドLE-ZB3。1459円。

 この手の小物はもし「送料がついて馬鹿らしい」と思われる場合近所の建築資材屋さんとか工具屋さんで入手できるかも。

 これ以降はあまりオススメしない機種。「△11は何を以ってダメと判断したのか」読みたい人が読めるように書いただけなので、面倒だったら読まなくて良い。

 マイルストーン
 最近モンベルショップ以外の大手登山屋さんは揃って置いている。電源が単3×1の機種はMS−A1とMS−A2がある。多趣味をやって来た個人的な感想を言うと、技術情報のほとんどない、雰囲気写真ばかりのカタログは非常に印象が悪い。要するにこういうメーカーは「こういうものを作りたい!」という気持ち=製品コンセプト=書くことがないのだ。
 山の中で小さいものを落とした場合、発見できるとも、拾いに行けるとも限らないので、電池ボックス蓋が紛失防止ストラップ付きなのは良い。
 電球色
なのも嬉しい。
 
が、、、それ以外の点を、これまでに紹介した製品と比較しながら見ていくと、かなり欠点が目立つ。
 暗くする調光は長押し。一番暗くなった時点で1回点滅して今度は明るくなって行き、一番明るくなった時点で1回点滅して暗くなって行く。離した時点の明るさで点灯を続ける。
 最大の問題は点灯させた時に最大光量で点灯してしまうことだと思う。
 それなのに結構高価

 MS−A1は¥3456税込。最大20ルーメン照射距離30mで無段階調整。稼働時間は最大光量で約4時間、10%光量で約55時間。電池抜27g。IPX5。

 モンベルとのスペック比較では軽量だということになるが、個人的印象では、本当に満たしてほしい要件を諦めてまでここまで軽量な製品を選択する必要は感じない。

 MS−A2は¥4104税込。最大70ルーメン照射距離50mで無段階調整。稼働時間は最大光量で約3時間、10%光量で約10時間。電池抜27g。IPX5。

 最大光量が明るいのは良いが、稼働時間が短すぎるという欠点が上乗せされる。要するに「何でもできる」を目指すと「何もできない」結果を生む好例で、単3×1の製品に光量を要求したらこうなってしまうのだ。

 富士灯器はマイルストーンを作っているメーカーらしく、電池ボックス蓋が紛失防止ストラップ付きの外観もマイルストーンと共通。

 ZEXUS ZX−250。最大90ルーメンで無段階調整。稼働時間は最大光量で約3時間、10%光量で約30時間。電池抜27g。
 調光方法もマイルストーンと似ており点灯させた時に最大光量で点灯してしまう欠点持ち。暗くする調光は長押し、一番暗くなった時点で1回点滅して明るくなって行き、一番明るくなった時点で1回点滅して暗くなって行く。離した時点の明るさで点灯を続ける。点灯or調光後5秒以内の1回押しでさらに暗い電球色へ切り替え、そちらでも調光できる。

 誤点灯防止機構を働かせるのに消灯時に4秒長押しで設定が必要なのは良くない。荷物に詰め込む機会が多い登山用には、何の操作もせず誤点灯防止する製品が向いていると思う。
 防滴じゃないのは致命的に近い欠点。降雨に晒す可能性のある登山では安心して使えない。
 それなのに特別安価でもない

 ジェントス
 一般に「安価なヘッドライト」というお題でたいてい名前が挙がっているが、何とまぁ、あれだけ多数の機種を出しているのに、「一応名前を出せる」水準ですら、1機種しか見つからなかった。単4を気にせず使う上に電池3本が大好きなメーカーなので、ほとんどの機種が△11基準では足切りに遭ってしまう。メーカーの姿勢が△11と合わないのだろうな。

 GD−002D。1102円税込。単3×1。最大光量50ルーメンで8時間、エコモードで18ルーメン16時間。電池込55gなので、電池が23gとすれば電池抜32g。IP54、耐落下1m。

 安価だけど、それだけ。点灯させた時に最大光量で点灯してしまう欠点持ち。
 暗いモードが明るすぎ、持続時間が短い
 頭頂を通るバンドがあるのも欠点で、これがあると要らない時にも首掛けに変更がしにくいのだ。あれは「ヘッドライトの光源が電球で、だから電池が単3×4とか必要で、ヘッドライトが重くならざるを得なかった時代に、横のバンドだけではずり落ちてしまうがために必要になる装備」なのである。光源がLEDで単3×1の小型軽量機種に装備しているのは「何も考えずに漫然と作っているのではないか」と思えてしまう。

 フェニックス

 HL23。4550円。単3×1。150ルーメン1時間20分、50ルーメン5時間40分、3ルーメン100時間。電池抜約52g。防水性能IP68水深2mで30分、耐落下1.5m。

 光量変化の差が大きく大光量と長時間使用を両立しているのは好感が持てる。ただ個人的には登山における大出力ヘッドライト、2016年03月版に書いた通り、タジマ以外の「大光量」は額面通りに信じていない。だから「小型軽量ヘッドライトでありかつ大出力ヘッドライト」と言えなくもないこのモデルもこちらの記事で評価している。ANSI/NEMA FL1-2009には準拠しているので、最大光量モードで1時間20分後に15ルーメン保つ保証はされている。
 防水、耐落下性能も優秀
 側面押しボタン0.5秒の長押しで点灯させた時に最大光量で点灯してしまうのは問題だ。その後押すとモードが変わる。長押しで消灯。
 色は白色光だと思う。はっきり登山/キャンプ用でない機種で電球色を期待するのは無理だろう。
 高スペックで利点が多くなかなか頑張っている感はあるが、登山用で見ると残念な点もあるし、さすがに高価だな(^_^;

 マムート

 S-Flex。2592円。単3×1。電池抜22g、電池込48g。すでに製造中止のようだ。

 ブランド志向以外、特に積極的に選ぶ理由もない。

関連記事:
初心者の登山における用具全般、2016年05月版
登山における照明全般、2016年04月版
登山における大光量ハンドライト、2016年04月版
登山における小型軽量ハンドライト、2016年04月版
登山におけるランタン、2016年03月版
登山における大光量ヘッドライト、2016年03月版

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2016年11月27日 (日)

ニコンレンズフードリスト

以前△11が作成してニフティーサーブFPHOTOH16番会議室にアップしたニコンレンズのフード純正指定リスト。
実用のためのリストなので、刻印で何に使えるか明らかなハズの、型番がH系列になる前の古い時代のフードに関しては無視。追記情報は赤文字で記載。
転載条件は「△11作成であることを明記すること」。よろしければメールなど頂けるともっと嬉しいですm(__)m4649

元リスト(FPHOTOH16#5285)
値上げ対応のアップデート(FPHOTOH16#17604)
1974年06/01〜11/15頃値上=HR-1,HS-1,HS-2,HS-3,HS-4,HN-1,HN-2,HN-3,HN-4,HN-7,HN-8,HN-12,HN-13,
1977年06/01〜09/15頃値上=HS-8,HS-9,

HR=Rubber
☆HR-1,¥700/800:50/1.4,50/2,Ai50/1.4,Ai50/1.8,Ai50/2,Ai50/1.4S,AiAF80〜200/4.5〜5.6D,(φ52)
☆HR-2,¥800:55/1.2,Ai55/1.2,Ai50/1.2,Ai50/1.2S,Aiノクト58/1.2Noct,Aiノクト58/1.2S,AiAF50/1.4S,AiAF50/1.4S(New),AiAF50/1.4D,AiAF50/1.8S,AiAF50/1.8S(New),シネ7.5〜60/1.8(情報:ニコンR8スーパーズーム固定装着レンズ),(φ52)
☆HR-3,¥1000:シネ7〜70/1.4(情報:ニコンR10スーパーズーム固定装着レンズ),
☆HR-4,¥500:Ai50/1.8S,シリーズE35/2.5,シリーズE35/2.5(New),シリーズE50/1.8,シリーズE50/1.8(New),(φ52)
☆HR-5,¥500:シリーズE100/2.8,シリーズE100/2.8(New),AiAF80/2.8S,(φ52)
☆HR-6,国内販売なし:シリーズE28/2.8,(φ52)
☆HR-7,¥1800:TV11.5〜69/1.2(情報:カラービデオカメラニコンS-100固定装着レンズ),(φ62)

HS=Spring?Snap-on?
HS-1,¥800/1000:50/1.4,(φ52)
HS-2,¥800/1000:50/2,(φ52)
HS-3,¥1000/1200:55/1.2,(φ52)
HS-4,¥1200/1500:105/2.5,135/3.5,ベローズ105/4,(φ52)
HS-5,¥1500:50/1.4,(φ52)
HS-6,¥1500:Ai50/2,(φ52)
HS-7,¥1800:55/1.2,Ai55/1.2,Aiノクト58/1.2,Aiノクト58/1.2S,AiAF80/2.8S,AiAFマイクロ105/2.8S,AiAFマイクロ105/2.8D,(φ52)
HS-8,¥1800/2000:Ai105/2.5,(φ52)
HS-9,¥1500/1800:50/1.4,Ai50/1.4,Ai50/1.4S,(φ52)
HS-10,¥2000:Ai85/2,Ai85/2S,(φ52)
HS-11,¥1800:Ai50/1.8,Ai50/1.8S,シリーズE50/1.8,(φ52)
HS-12,¥1800:Ai50/1.2,Ai50/1.2S,(φ52)
HS-13,¥:不明
HS-14,¥2000:Aiマイクロ105/2.8S,(φ52)

HN=Neji
☆HN-1,¥700/800:24/2.8,28/2,Ai24/2.8,Ai28/2,Ai24/2.8S,Ai28/2S,35/2.8PC,35/2.8PC(New),AiAF24/2.8S,AiAF24/2.8S(New),AiAF24/2.8D,IX20〜60/3.5〜5.6,IX20〜60/3.5〜5.6(New),(φ52)
☆HN-2,¥700/800:28/2.8,28/3.5,Ai28/2.8,Ai28/3.5,Ai28/2.8S,Ai28/3.5S,AiAF28/2.8S,AiAF28/2.8S(New),AiAF28/2.8D,Ai35〜70/3.3〜4.5S,AiAF35〜70/3.3〜4.5S,AiAF35〜70/3.3〜4.5S(New),AiAF35〜80/4〜5.6D,Ai35〜70/3.5〜4.8S,IX24〜70/3.5〜5.6,LW28/2.8,(φ52)
☆HN-3,¥700/800:35/1.4,35/2,35/2.8,マイクロ55/3.5,43〜86/3.5,Ai43〜86/3.5,Ai35/1.4,Ai35/2,Ai35/2.8,Ai35/1.4S,Ai35/2S,Ai35/2.8S,Aiマイクロ55/3.5,Aiマイクロ55/2.8,Aiマイクロ55/2.8S,AiAF35/2S,AiAF35/2D,AiAF35〜80/4〜5.6D(New),
☆HN-4,¥700/800:GN45/2.8,(φ52)
☆HN-5,¥800:50/1.4,50/2,(φ52)
☆HN-6,¥1000:50/1.2,(φ52)
☆HN-7,¥1000/1200:85/1.8,80〜200/4.5,Ai80〜200/4.5,(φ52)
☆HN-8,¥1200/1500:105/2.5,135/3.5,べローズ用105/4,Ai105/2.5,(φ52)
☆HN-9,¥1000:20/3.5,28/4PC,28/3.5PC,(φ72)
☆HN-10,¥3500:200〜600/9.5,Ai200〜600/9.5S,(φ82)
☆HN-11,¥1500:50〜300/4.5,(φ95)
☆HN-12,¥1500/1800:52φ偏光/円偏光,AF-1,(35未満×、φ60?)
☆HN-13,¥1800/2200:72φ偏光/円偏光,(135未満×、φ72)
☆HN-14,¥1000:20/4,Ai20/4,(φ52)
☆HN-15,¥3000:Ai18/4,(φ86)
☆HN-16,別売なし:ED180〜600/8,AiED180〜600/8S,(φ95)
☆HN-17,別売なし:ED360〜1200/11,AiED360〜1200/11,AiED360〜1200/11S,(φ122)
☆HN-18,販売なし:200/2プロトタイプ,(φ122)
☆HN-20,¥1800:Ai85/1.4S,TC-E3ED,(φ72)
☆HN-21,¥800:シリーズE75〜150/3.5,シリーズE75〜150/3.5(New),(φ52)
☆HN-22,¥1500:Ai35〜70/3.5S,Ai35〜135/3.5〜4.5S,AiAFマイクロ60/2.8S,AiAFマイクロ60/2.8D,(φ62)
☆HN-23,¥1800:Ai80〜200/4S,AiAF85/1.8S,AiAF85/1.8D,TC-E2,(φ62)
☆HN-24,¥1500:シリーズE70〜210/4,Ai100〜300/5.6S,AiAF70〜210/4S,AiAF70〜210/4〜5.6S,AiAF70〜210/4〜5.6D,AiAF75〜300/4.5〜5.6S,(φ62)  
☆HN-25,¥3500:AiED80〜200/2.8S,(φ95)
☆HN-26,¥2500:62φ偏光/円偏光(35未満×、φ73?),
☆HN-27,¥1000:レフレックス500/8(New),(φ82)
☆HN-28,¥2200:AiAF ED80〜200/2.8S,(φ77)
☆HN-29,¥3000:77φ円偏光,(35以下×,AiAFーS ED80〜200/2.8D×)  
☆HN-30,¥3500:AiAFマイクロED200/4D(IF),(φ62)
☆HN-31,¥4000:AiAF85/1.4D(IF),(φ77) 
☆HN-32,¥1000:IX60〜180/4〜5.6,(φ52)
☆HN-33,¥1000:IX30〜60/4〜5.6,(φ46)
☆HN-34,¥4000:77φ円偏光(35未満×,AiAFーSED28〜70/2.8Dは50以上○、φ86?),
☆HN-35,¥:Ai45/2.8P,(φ52)
☆HN-36,¥:AF-3,(φ82)
☆HN-37,¥:AF-4,
☆HN-38,¥33000:Z58/0.95Sノクト,(φ82)
☆HN-39,¥:不明
☆HN-40,¥2805:Z DX16〜50/3.5〜6.3VR,(φ46)
☆HN-41,¥2420:Z MC 50/2.8,(情報: レンズのアタッチメントはφ46だがフードねじ込みスレッドは別?)
☆HN-42,¥:Z DX24/1.7,(情報: レンズのアタッチメントはφ46だがフードねじ込みスレッドは別?)
☆HN-CP10,¥:クールピクス5400,(情報:フード先端にφ77アタッチメント使用可、φ45?)
☆HN-CP11,¥:クールピクス5700,クールピクス8700,(情報:フード先端にφ77アタッチメント使用可)
☆HN-CP12,¥:クールピクス8400,
☆HN-CP13,¥:不明
☆HN-CP14,¥:クールピクス8800,(情報:フード先端にφ67アタッチメント使用可)
☆HN-CP15,¥:WC-E75,(φ75?)
☆HN-CP16,¥:TC-E3PF,
☆HN-CP17,¥:クールピクスP7700,クールピクスP7800,(情報:フード先端にφ58アタッチメント使用可) (φ40.5?)
☆HN-CP18,¥:UR-E24を介してクールピクスA,(φ46?)
☆HN-CP20,¥:クールピクスP900, クールピクスP950,
☆HN-E5000,¥:クールピクス5000,(φ46?)
☆HN-N101,¥:1 10/2.8,(φ40.5)
☆HN-N102,¥:1 11〜27.5/3.5〜5.6,(φ40.5)
☆HN-N103,¥:1 AW10/2.8,1 AW11-27.5/3.5-5.6,(φ40.5)

HK=Kabuse
☆HK-1,¥3000:Ai28〜45/4.5,(情報:専用ケースCK-1設定あり)
☆HK-2,¥1800:Ai24/2,Ai24/2S,
☆HK-3,¥2000:Ai20/4,
☆HK-4,¥3500:Ai35〜70/3.5,
☆HK-5,¥4500:Ai50〜300/4.5,Ai ED50〜300/4.5,Ai ED50〜300/4.5S,
☆HK-6,¥2000:Ai20/3.5,Ai20/3.5S,(情報:フード先端にΦ77スプリングキャップ使用可)
☆HK-7,¥3000:Ai25〜50/4,Ai25〜50/4S,AiAF28/1.4D,
☆HK-8,¥2000:シリーズE36〜72/3.5,
☆HK-9,¥3500:Ai18/3.5S,
☆HK-10,¥2500:Ai50〜135/3.5S,
☆HK-11,¥2000:Ai35〜105/3.5〜4.5S,
☆HK-12,¥2200:Ai28〜50/3.5S,
☆HK-13,¥:不明
☆HK-14,¥2500:Ai20/2.8S,
☆HK-15,¥3000:Ai35〜200/3.5〜4.5S,
☆HK-16,¥3000:Ai28〜85/3.5〜4.5S,
☆HK-17,¥25000:AiED500/4P(IF),
☆HK-18,¥60000:AiAF-I ED600/4D(IF),
☆HK-19,¥25000:AiAF-I ED300/2.8D(IF),
☆HK-20,¥30000:AiAF-I ED400/2.8D(IF),
☆HK-21,¥25000:AiAF-I ED500/4D(IF),
☆HK-22,¥27000:AiAF-S ED300/2.8D(IF),
☆HK-23,¥63000:AiAF-S ED600/4D(IF),
☆HK-24,¥30000:AiAF-S ED500/4D(IF),
☆HK-25,¥60000:AiAFーS ED400/2.8D(IF),
☆HK-26,¥:AiAF-S ED300/2.8D II(IF),
☆HK-27,¥:AiAF-S ED400/2.8D II(IF),
☆HK-28,¥:AiAF-S ED500/4D II(IF),
☆HK-29,¥:AiAF-S ED600/4D II(IF),
☆HK-30,¥:AF-S VR ED200400/4G(IF),AF-S VR ED300/2.8G(IF),
☆HK-31,¥:AF-S200/2G ED VR II,
☆HK-32,¥:不明
☆HK-33,¥:AF-S400/2.8G ED VR,
☆HK-34,¥:AF-S500/4E FL ED VR,AF-S500/4G ED VR,
☆HK-35,¥:AF-S600/4G ED VR,
☆HK-36,¥:不明
☆HK-37,¥:不明
☆HK-38,¥:AF-S400/2.8E FL ED VR,AF-S800/5.6E FL ED VR,
☆HK-39,¥:AF-S DX1685/3.55.6G ED VR,AF-S DX18300/3.56.3G ED VR,
☆HK-40,¥:AF-S600/4E FL ED VR,
☆HK-41,¥:AF-S120〜300/2.8E FL ED SR VR,AF-S180〜400/4E TC1.4 FL ED VR,
☆HK-42,¥96250:Z 400/2.8TC VR S,
☆HK-43,¥96250:Z 600/4 TC VR S,

HB=Bayonet
☆HB-1,¥1000:AiAF28〜85/3.5〜4.5S,AiAF28〜85/3.5〜4.5S(New),AiAF35〜70/2.8S,AiAF35〜70/2.8D,AiAF35〜135/3.5〜4.5S,AiAF35〜135/3.5〜4.5S(New),
☆HB-2,¥1000:AiAF35〜105/3.5〜4.5S,
☆HB-3,¥1000:AiAF24〜50/3.3〜4.5S,AiAF24〜50/3.3〜4.5D,
☆HB-4,¥1000:AiAF20/2.8S,AiAF20/2.8D,
☆HB-5,¥1000:AiAF35〜105/3.5〜4.5S(New),AiAF35〜105/3.5〜4.5D(IF),
☆HB-6,¥1000:AiAF28〜70/3.5〜4.5S,AiAF28〜70/3.5〜4.5D,
☆HB-7,¥1500:AiAF ED80〜200/2.8D,AiAF ED80〜200/2.8D(New),
☆HB-8,¥1800:AiAF20〜35/2.8D(IF),AiAF18/2.8D,
☆HB-9,¥:不明
☆HB-10,¥1000:AiAF28〜80/3.5〜5.6D,
☆HB-11,¥1500:AiAF24〜120/3.5〜5.6D(IF),
☆HB-12,¥1500:AiAF28〜200/3.5〜5.6D(IF),
☆HB-13,¥:不明
☆HB-14,¥2000:AiAFマイクロED70〜180/4.5〜5.6D,
☆HB-15,¥1500:AiAF ED70〜300/4〜5.6D,
☆HB-16,¥1000:IX60〜180/4.5〜5.6,
☆HB-17,¥3000:AiAF-S ED80〜200/2.8D(IF),
☆HB-18,¥1500:AiAF28〜105/3.5〜4.5D(IF),
☆HB-19,¥2500:AiAF-S ED28〜70/2.8D(IF),
☆HB-20,¥1000:AiAF28〜80/3.5〜5.6D(New),
☆HB-21,¥:不明
☆HB-22,¥4500:PCマイクロ85/2.8D,
☆HB-23,¥2500:AiAF-S ED17〜35/2.8D(IF),
☆HB-24,¥:AiAF ED80200/4.55.6D,AiAF VR ED80400/4.55.6D
☆HB-25,¥:AiAF2485/2.84D(IF),
☆HB-26,¥:AF70300/45.6G
☆HB-27,¥:AF28〜100/3.5〜5.6G
☆HB-31,¥:AF-S DX17〜55/2.8G IF-ED
☆HB-32,¥:AF-S DX18〜105/3.5〜5.6G ED VR,AF-S DX18〜70/3.5〜4.5G IF-ED,AF-S18〜140/3.5〜5.6G ED VR,AF-S DX ED 18〜135/3.5〜5.6G(IF),(情報:少しガタつくがAF-S28/1.8Gに使用可)
☆HB-33,¥:AF-S DX18〜55/3.5〜5.6G ED II,AF-S DX18〜55/3.5〜5.6G ED,(情報:いずれもカタログ等の公式書類では適用機種未確認。HB-45に置換された?)
☆HB-34,¥:AF-S DX55〜200/4〜5.6G ED,
☆HB-35,¥:AF-S DX VR ED18〜200/3.5〜5.6G, AF-S DX18〜200/3.5〜5.6G ED VR II,
☆HB-36,¥:AF-S VR70〜300/4.5〜5.6G IF-ED,
☆HB-37,¥:
AF-S DX55〜200/4〜5.6G ED VR II,AF-S DX VR55〜200/4〜5.6G IF-ED, AF-S DXマイクロ85/3.5G ED VR,
☆HB-38,¥:AF-S VRマイクロ105/2.8G IF-ED,
☆HB-39,¥:
AF-S DX16〜85/3.5〜5.6G ED VR,AF-S DX18〜300/3.5〜6.3G ED VR,
☆HB-40,¥:AF-S24〜70/2.8G ED,
☆HB-41,¥:PC-E24/3.5D ED,
☆HB-42,¥:AF-Sマイクロ60/2.8G ED,
☆HB-43,¥:
PC-Eマイクロ45/2.8D ED,
☆HB-44,¥:不明
☆HB-45,¥:
AF-S DX18〜55/3.5〜5.6G VR,AF-S DX18〜55/3.5〜5.6G ED II,AF-S DX18〜55/3.5〜5.6G ED,
☆HB-46,¥:AF-S DX35/1.8G,
☆HB-47,¥:
AF-S50/1.4G,AF-S50/1.8G,AF-S50/1.8G(スペシャルエディション),
☆HB-48,¥:AF-S70〜200/2.8G ED VR II,
☆HB-49,¥:不明
☆HB-50,¥:AF-S28〜300/3.5〜5.6G ED VR,
☆HB-51,¥:AF-S24/1.4G ED,
☆HB-53,¥:AF-S24〜120/4G ED VR,
☆HB-54,¥:不明
☆HB-55,¥:AF-S85/1.4G,
☆HB-56,¥:不明
☆HB-57,¥:AF-S DX55〜300/4.5〜5.6G ED VR,
☆HB-58,¥:AF-S DX18〜300/3.5〜5.6G ED VR,
☆HB-59,¥:AF-S35/1.4G,
☆HB-60,¥:AF-S70〜200/4G ED VR,
☆HB-61,¥:AF-S DXマイクロ40/2.8G,
☆HB-62,¥:AF-S85/1.8G,
☆HB-63,¥:AF-S24〜85/3.5〜4.5G ED VR,
☆HB-64,¥:AF-S28/1.8G,
☆HB-65,¥:AF-S80〜400/4.5〜5.6G ED VR,
☆HB-66,¥:AF-S18〜35/3.5〜4.5G ED,
☆HB-67,¥:不明
☆HB-68,¥:AF-S58/1.4G,
☆HB-69,¥:AF-S DX18〜55/3.5〜5.6G VR II,
☆HB-70,¥:AF-S35/1.8G ED,
☆HB-71,¥:AF-S200〜500/5.6E ED VR,
☆HB-72,¥:AF-S20/1.8G ED,
☆HB-73,¥:AF-S300/4E PF ED VR,
☆HB-74,¥:AF-S24〜70/2.8E ED VR,
☆HB-75,¥:AF-S DX16〜80/2.8〜4E ED VR,
☆HB-76,¥:AF-S24/1.8G ED,
☆HB-77,¥:AF-P DX70〜300/4.5〜6.3G ED VR,
☆HB-78,¥:AF-S70〜200/2.8E FL ED VR,
☆HB-79,¥:AF-S105/1.4E ED,
☆HB-80,¥:AF-Sフィッシュアイ8〜15/3.5〜4.5E ED,
☆HB-81,¥:AF-P DX10〜20/4.5〜5.6G VR,
☆HB-82,¥:AF-P70〜300/4.5〜5.6E ED VR,
☆HB-83,¥:AF-S28/1.4E ED,
☆HB-84,¥:AF-S500/5.6E PF ED VR,
☆HB-85,¥3850:Z 24〜70/4S,
☆HB-86,¥2750:Z 14〜30/4S,
☆HB-87,¥6270:Z 24〜70/2.8S,
☆HB-88,¥4290:Z 24/1.8S,
☆HB-89,¥3850:Z 35/1.8S,
☆HB-90,¥3850:Z 50/1.8S,
☆HB-90A,¥3850:Z DX50〜250/4.5〜6.3VR,
☆HB-91,¥3685:Z 85/1.8S,
☆HB-92,¥6160:Z 70〜200/2.8VR S,
☆HB-93,¥3300:Z 24〜200/4〜6.3VR,
☆HB-93A,¥3850:Z 28〜75/2.8,
☆HB-94,¥5500:Z 50/1.2S,
☆HB-95,¥3850:Z 20/1.8S,
☆HB-96,¥6820:Z 14〜24/2.8S(情報:小型),
☆HB-97,¥6160:Z 14〜24/2.8S(情報:フードにφ112アタッチメント使用可),
☆HB-98,¥4290:Z 24〜50/4〜6.3,
☆HB-99,¥6050:Z MC105/2.8VR S,
☆HB-100:不明
☆HB-101,¥3300:
Z DX18140/3.5 6.3VR,
☆HB-102,¥3300:Z 24120/4S,
☆HB-103,¥6050:Z 100400/4.55.6VR S,
☆HB-104,¥15950:Z 800/6.3VR S,
☆HB-105,¥10450:Z 400/4.5VR S,
☆HB-105A,¥オープンプライス :Z 600/6.3VR S,
☆HB-106,¥9790:Z 85/1.2S,
☆HB-107,¥3080:
Z 17〜28/2.8,
☆HB-108,¥オープンプライス:Z 135/1.8Sプレナ,
☆HB-109
,¥3080:Z 180600/5.66.3VR,
☆HB-110:不明
☆HB-111,¥2420:
Z 26/2.8,
☆HB-112,¥5500: Z DX12〜28/3.5〜5.6PZ VR
,
☆HB-113,¥オープンプライス:Z 70〜180/2.8,
☆HB-114,¥オープンプライス:Z 28〜400/4〜8,
☆HB-115,¥オープンプライス :Z 35/1.4,Z 50/1.4,
☆HB-N101,¥:1 VR10〜30/3.5〜5.6,
☆HB-N102,¥:1 VR10〜100/4.5〜5.6PDズーム,
☆HB-N103,¥:1 VR30〜110/3.8〜5.6,
☆HB-N104,¥:1 18.5/1.8,
HB-N105,¥:1 VR6.713/3.55.6,
☆HB-N106,¥:AF-P DX18〜55/3.5〜5.6G VR,1 VR10〜100/4〜5.6,(情報:赤色版あり)
☆HB-N107,¥:1 32/1.2,
☆HB-N108,¥:不明
☆HB-N109,¥:不明
☆HB-N110,¥:1 VR70〜300/4.5〜5.6,

HE=Extension
HE-1,¥35000:Ai ED300/2S(IF),
HE-2,¥25000:Ai ED200〜400/4S,
HE-3,¥28000:Ai ED400/2.8S(IF),Ai ED800/5.6S(IF),
HE-4,¥25000:Ai ED200/2S(IF)(New),Ai ED300/2.8S(IF)(New),Ai ED600/5.6S(IF)(New),
HE-5,¥30000:Ai ED600/4S(IF)(New),
HE-6,¥15000:AiAF ED300/2.8S(IF),AiAF ED300/2.8S(IF)(New),

H番外
☆ねじ込み,別売なし:レフレックス500/8,
☆カブセ,別売なし:Ai ED1200〜1700/5.6〜8P(IF),
☆ラバーフード,¥300:W35/2.5(情報:ニコノス用レンズ),
☆レンズフード,¥300:W35/2.5(情報:ニコノス用レンズ),
☆VS-BF82,¥5500:VS-GH1,
☆VS-BF83,¥4500:VS-GH2,VS-GH3,VS-GH4,

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2016年8月26日 (金)

登山における生活時間

 最近ヤマプラを使っている。便利で良いサイトだと思うが、計画を立てる際に違和感があるのは出発時刻のデフォルトが8時になっていることだ。

 あり得ない。

 夏山での生活時間は、下界生活の3時間前倒ししたと思って貰えばだいたい間違いない。
 朝起きるのが3時でも珍しくなく、その場合ゴソゴソしだしても誰も文句は言わない。歩く距離が長ければ前倒しするしかないからだ。その場合もちろんまだ寝ている人も多いわけで、できるだけ静かにするのは当然だが、、、それは下界生活でまだ皆が寝ている6時に出かける準備をする時と同じ。
 朝食、山小屋では大抵5時に出される。テント場でもだいたいそのくらいに食べていると思う。
 出発は5時30分でも「今日は歩く距離が短いからね」という人を除いて「遅刻ギリギリ」という感じ。6時になれば連泊者を除いてスッカラカン。

 目的地到着は15時までを目標とする。結果として遅くなっても16時。
 山の中で道を間違えると1時間くらいはすぐに経過してしまう。日没が19時としてその時間まで歩く予定で組んでしまうと、目的地にたどり着けず山の中で暗くなってしまう。暗くなればほとんど行動不能、準備良い人でも野営、悪けりゃ遭難だ。夏山は午後になると天気が崩れることが多く、雨になれば道が滑る、視界が狭いので標識等見落とす、暗くなるのが早くなる、と相乗的に危険性が高まる。小屋泊の場合には先方の食事の準備もある。
 下山時に最後の林道歩きとか、分かりやすい一本道である旨明らかだという場合にはもう少し遅くまで行動する前提で予定を組む場合もあるが、あくまで例外である。

 すなわち夏山登山での「勤務時間」は6時から15時、うち1時間が休憩とすれば「実働」8時間。

 夕食は山小屋の場合普通17時だと思う。

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2016年8月 3日 (水)

登山における電源、2016年08月版

 登山では、いろいろなものが普段の生活より入手しにくい。
 そういう状況で、どうしても継続して入手しなければならないものがある。まず水であり、食料。そしてここまで電気機器が発達してくると、やはり登山中電源も確保したい。

 結論から言えばこれはほとんど「単3ニッケル水素電池に統一する」一択である。

・機器間で統一する。

 山で使う電気機器の中には絶対に稼働してもらわないと生命に関わるものもある。その場合に使用電池を統一してあれば各種電気機器の中にある電池が全て「予備電池」として機能するのだ。例えばヘッドライトを点灯し長時間歩かねばならない時には、デジカメの電池を抜いてヘッドライトに入れることによってヘッドライトの点灯時間は格段に伸びる。

 普段から使う電気機器も可能な限り単3に統一し、使い切った電池から充電器に掛け、ストックから使い、充電が終わった電池をストックに入れる、という生活を送っていれば「使いたい時に電池が充電されていないくて使えないことがある」「災害対策に置いてある電池の容量確認が面倒臭い」という悩みからも解放される。今後購入する電気機器を含めて全ての単3使用機器に使用してなお予備が出るよう、最初に電池を買う時には多め、それもかなり多めに買っておくことをお勧めする。
 △11はマウスもキーボードもICレコーダーも単3使用機種にした。

 携帯電話などどうしても統一できないものは、単3で充電できる充電器を一緒に持ち歩く。

・入手しやすい

 どこでも売っている電池を使う必要がある。現在日本で一番入手しやすいのは単3だろう。もし忘れたとか等の時にも、コンビニ等で買ってしのげる可能性が高い。

 単4もかなり普及してきて使用機器の小型軽量は魅力だが、電池容量が小さいのが大きな欠点。世の中が単3を中心に回っているため効率の悪い部分も出てしまう。

・現地で充電できる

 入手しやすいと言っても限度はある。使い捨ては気持ち悪いし、数を買って持ち歩くのも大変だ。一番良いのは現地で充電できることだろう。それがそのまま災害対策にもなる。当初の投資額は長期的に見ればそんなに高価でもない。

・低温に強い

 低温の状況下では化学反応の速度が落ちるため、電池の種類によってはすぐ「容量が空」になって使えなくなってしまう(化学反応が遅くなり電力が出ないだけで実際に容量が空になっているわけではないので、温めれば使える)が、ニッケル水素電池はその特性として低温にも比較的強い。

 以上の観点から選んだのが以下の製品。

 単3ニッケル水素電池、個人的にはパナソニックのエネループスタンダードモデルをお勧めする。最低容量1900mAh。充電可能約2100回。760円/4本、1492円/8本。

 エネループが入っているパックは携帯に便利。現在8本入りパックが2個手元にあるが、4本入りパックも欲しいので、少しばかり高価になっても次は4本で追加しようかと思うほどだ。「充電済は+が上、消費済は+が下」で入れておけば充電済電池がどれだけありどれなのかすぐ分かる。
 自然放電も少なく、メーカーでは満充電後20℃保管1年後の容量90%を保証している。

 最初に買う時には充電器とのセットを1つ入れておく。

 競合すると考えられる製品についてまとめる。名称、最低容量、充電可能回数、価格。価格は8本で統一した。

 

Amazonベーシック

充電式エボルタ

エネループ
経済   お手軽、1000mAh、
4000回、¥1280(4本×2)
ライト、950mAh、5000回、
¥1396(2本×4)
標準 無銘、1900mAh、
1000回、¥1340
スタンダード、1950mAh、
1800回、¥1727
無銘、1900mAh、
2100回、¥1500
容量 高容量、2400mAh、
500回、¥2196(4本×2)
ハイエンド、2550mAh、
300回、¥4960(4本×2)
プロ、2500mAh、500回、¥2101

 Amazonベーシックのニッケル水素電池は少し安価になるが充電可能回数で見劣りする。
 充電式エボルタは最低容量でわずかに優位だが、充電可能回数で不利の上に価格がぐっと高価。
 どこの製品にせよ高容量モデルは「万難を排してでもとにかく容量が必要だ!」という人でなければ無駄。

 太陽光充電器でお勧めするのはゴールゼロのガイド10プラスリチャージングキット。ソーラーパネル「ノマド7」とバッテリーパック「ガイド10プラス」がセットになっている。ゴールゼロは色々出していて単3/単4充電に対応しているのはガイド10プラスバッテリーパックこれ1機種だけだから注意が必要だ。

 ループがたくさん付いていて、天気の良い日ならアクセサリーカラビナでバックパックにくくりつければ歩きながら充電可能。後ろにファスナー付きのメッシュポケットが付いていて、充電コードや予備電池を入れておくのに便利。ガイド10プラスバッテリーパックにはUSB出力端子があるのでそれぞれ充電用コードを併用すればスマートフォンなどを充電可能。USBミニB入力端子があるのでガイド10プラスバッテリーパックの電池を外部から充電も可能。
 電池を4本揃えないと充電できない点にも要注意。
 単4も充電できるが、単3を充電できるところにスリーブを入れるためスペース効率の観点で見るともったいない感じがする。

関連記事:
登山における用具全般、2016年05月版

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