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2005年9月 7日 (水)

2005年09/02〜09/04、新穂高温泉から奥穂高岳、涸沢岳登山3

 2:30に目が覚めたのでヘッドライトを携行して外へ。天候はまぁまぁ良く、オリオン座が見えている。眼下は雲海だ。これで月が出ているともっと美しい のだが、あいにく月は出ていない。後から調べたらほぼ新月だった。月がないなら星が美しいハズだがどうも薄曇りのようで、天の川が見えたり見えなかったり の状態、そんなに美しくない。

 うとうとしてまた起きると外が少し明るい。天気は良いので午前中くらいは好天の元で行動出来そうだ。もうわざわざ起きたりはしない。4:30か 5:00か部屋の中が急にバタバタし始めた。こういうのは暗黙の了解で部屋の起床時間が決まるのだ。皆さっさと布団まで畳み、あっという間に部屋が昼モー ドになった。△11も少し遅れて布団を畳む。
 窓の外では滅法美しい朝焼けが始まっている。こういうのはネガでは無論ポジでも4割くらいしか写らない。
asayakegousei
3枚オートで撮影して適当に繋いだだけなので境目が見えちゃうけど、デジカメで写した写真。

 朝焼けが終わると朝食を頼んだ人は食堂に移動。呼び出しは掛からなかったように思う。早い人はもう出発した後だ。朝食を終えて部屋に戻ると早出の人から順 番に順番に荷物をまとめて「じゃあお先に」と出て行く。△11は今日は涸沢岳に登り白出沢を下るだけなのでのんびり、部屋を出るのは最後だった。

 穂高岳山荘を出ると涸沢岳に向かう。ここはコースタイム行き20分帰り15分なので楽勝だ。
 後から来る身軽な3人組のオバチャンたちを見てふと気がついた。「小屋の前に置いて来るつもりだったザックを背負って来ちゃった(^_^;」オバチャンたちは「帰って来るならここに置いて行け」というのでその場に降ろして身軽になり、一緒に登る。
 降りて来る人が言うには「槍ヶ岳は見えたり見えなかったりだ」という。先を急ぐ。
  涸沢岳登頂。最初は槍ヶ岳は雲の中だった。「運が悪かったか」と思ったがあっちを見たりこっちを見たりしているうちに雲から出て来た。結局肩まで全部出し た瞬間も見られた。その後も槍ヶ岳は雲から出たり入ったりだ。これで今回の目標「奥穂高岳登頂」「槍ヶ岳を見る」は2つとも達成、心置きなくお家に帰れる というものである。

20050904yariwonozomu オバチャンに頼んで涸沢岳山頂から槍ヶ岳をバックに撮影して頂く。昨年あの場所にいたと思うと感無量だ。

 本当は奥穂高山頂から槍ヶ岳山頂が見えると一番だったが、それは望み過ぎというものだろう。

 名残惜しいながらも涸沢岳山頂から離れる。ザックは同行したおばさんたちが先行して見つけてくれた。穂高岳山荘に降りて来ると一呼吸置いただけですぐに白出沢に下り始めた。
 ガレ場は予想通り帰りもキツかった。無論行きとは比較にならないが、帰りが鬱なのは珍しい。完全な単独であることもあってかなり寂しい気持ちになる。前には3人パーティーが歩いているが、後ろは誰も来ない。
  行きと違いあっという間に小屋が遠くなるが、やはり長丁場には違いない。ルートは登りよりも追いやすいがやはり崩落して消えた場所もあり、足場の悪い浮き 石の上を歩かざるを得なかったりする。休み休み降りる。何度も「もう嫌ぁ〜」と思うが、そんなことを言っても家が近くなるわけではない。山では、自分の足 で歩いた分しか目的地に近づかないのだ。
 白出沢は少し右に曲がりながら降りて行く。いつのまにか小屋は見えなくなっていた。足場は一向に良くならない。行きの記憶では白出沢に出て最初は結構良かったと記憶していたのだが、単に足が疲れていなかっただけのようだ。
  へろへろと荷継小屋跡から森の中に入る。以前から違和感があった左膝がこの頃から急に悪くなって来た。痛みが出て来たのである。重太郎橋を渡るまで持って くれれば下界に帰れる、と自分に言い聞かせる。しかし遠くまで見通せるガレ場にいた時に何度も後ろを振り返ったが誰も来ていなかったので、ここで動けなく なるとちょっと不味い。今日は日曜日なので登る人は非常に少数か、いないかも知れない。びっくりしたのは森の中の登山道で、記憶よりずっと急だ。あまり記 憶にないのはその前の白出石切道や後のガレ場に記憶が消されているのだろう。普段「クサリに頼るな」はセオリーのようだが、もうここでは解禁してぶら下 がってしまう。
 鉱石沢に出れば次は最後の難関と目される白出石切道、、、だがまぁでももうここが終わればというわけで、開き直りなのだ。それに行かなければどうしようもないのだ。「はひ〜」とか言いつつ岩場にしがみつく(T_T)4949
 途中崩れた石切道の修理をしている人がいた。今日白出沢に入ってから初めて間近に見る人間の姿だ。この後は足が動かなくなってもこの人たちが仕事を終わって降りる時には発見してもらえるだろう。作業が一段落するまで待って、小さくなってくれている横を慎重に通過。
 行きに通過した一番怖い場所は行きよりもっと怖く感じた。足が疲れているのでバランスを崩しやすい。ふらふらと行ったら15m真っ逆さま、多分終わりだ(T_T)4949

 重太郎橋。やっとここまで来た。バイクの「一本橋」の要領、遠くを見てリズミカルに一気に渡る。ヨタヨタと森の中へ。
 しかし危険or面倒な箇 所は全て通過したとは言え、距離的にはまだ穂高岳山荘←→白出沢出合区間のほぼ半分しか来ていないのである。森の中を歩くうち右膝に痛みが走るようになっ て来た。幸い白出沢出合には自転車がデポしてあるから、白出沢出合に出れば勝ちだ。白出沢出合に出てからコースタイム1時間30分の林道一本勝負、と言わ れたら発狂していただろう(^_^;
 ベンチでへばっていると犬を連れた母娘が登って来た。「これからお父さんを迎えに重太郎橋まで行く」とのこ とで同じ場所で小休止したので、しばらく犬と遊ぶ。水を掌に出して飲ませてやると喜んで飲んだ。お母さんは「私たちが白出沢出合から30分だったから、下 りで残り20分じゃないですか」と仰る。それなら何とか頑張れる。
 出発しても歩いては休み、歩いては休みである。左膝は歩く程にどんどん悪くな るので白出沢出合到着との競争だ。もう水音が左側から聞こえているので遠くはないはずだ。本当にヤバくなって来たので大休止を取ったところ、思いがけなく 登山者が降りて来た。こちらからは何度も探したのに誰も付いて来ていなかったけれど「いや〜、ガレ場で上から赤い帽子が見えていたので当てにしていました よ〜」とのこと。ゲル湿布を頂き、塗って乾くのを待つ。
 歩き始めると、さっきより少し良くなっている。それより誰かと一緒に歩く安心感は大きい。左脚に負担を掛けないよう慎重に歩く。
 しかしそこからも長かった。さっきのお母さんの言った20分が経過し、30分が経過しても到着しない。「小屋が見えて来ましたよ」と言われた時には本当に限界ぎりぎりだった。
  白出小屋には若い人が2人つまらなそうに座り込んでいる。△11は大休止、ゲル湿布をもらった方は「先に行きます」とのことでお別れする。△11は彼女へ のお土産としてペットボトル全部に給水。折畳自転車の存在を確認するともう一安心、新穂高までは座っているだけで到着が約束されたようなものだ。白出小屋 の裏から折畳自転車を引いて出て行くと、若い2人は「おぉっ自転車だ!」と馬鹿受けしていた。これだけ疲れた上に、後1時間30分つまらない林道歩きをし なければならない人間にしか、ここで受ける気持ちは解らないだろう(^_^;
 ザックを背負って走り出す。下り坂が続くためスピードが出るし、小 径タイヤの上に悪路でパンクが怖いため、ブレーキは掛け通しだ。時々ブレーキ休みを取りながら走る。林道歩きをしている人には馬鹿受けだ。オバチャンの 「乗せってってぇ〜」という絶叫や「げ〜羨ましぃ〜」という若者の絶叫を聞きつつ30分で新穂高温泉に到着。最初は10分で降りれると思っていたが、座っ ていて3倍のスピードなのだから上出来だろう。
 駐車場に到着。しかしアトレーLXターボのエンジンは不調だったので、肉体的にはともかく精神的にはここからも長丁場だ。最低でも何とか高山市街まで走って欲しい。
20050904otukare 今回が最後のおつとめかも知れないと思いつつ、取り敢えず今回お疲れさま、ということでアトレーLXターボの前で折畳自転車とザックを撮影。

 セルモーターを回すと始動、エンジンは掛かったが、相変わらずアイドリングにトルクがなく4速5速のターボ域が吹けない。来る時は「また温泉でも入って帰るかな」等と思っていたがそんな気分ではないので、一度飲み物と煎餅を買うためコンビニに入った以外は一気に高山市街まで走った。
 高山市街まで出て来ると、、、あれ。いつの間にかアイドリングが普通通り高い。発進にも差し支えない。4速5速も普通に加速する。というわけで自然に治っちゃいました。と言うか、標高が高くて気圧が低かったせいなのかも。
 中呂から彼女の携帯に留守電を入れた以外は名古屋まで一気走り(良い子は真似をしないよう)。携行缶からの給油なしで往復出来てしまった。

 家には早番から帰ったばかりの彼女が待っていてくれた。
 モモたんは△11がいなかった2泊3日の間ちゃんと丸まって落ち着きなく、排尿 排便もなくなってさっき一度おしっこをしただけ、でも自動車の音で玄関まで行って△11が帰って来たのを確認したら急に伸び伸び寝転がり始めたそうだ。 △11が家に入って行って見た時には「あぁ、アンタいたの」という普段通りの退屈そうな顔になっていた。照れ屋さんなんでしょうな(^_^;

 家に荷物を持ち込む際、お気に入りだったニコン クールピクス990を落として故障させてしまった、、、ってクールピクス910に続いて2回目、ちょっとヤワ過ぎるぞ!

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