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2006年2月14日 (火)

ドゥカティ 400F3

Ducati400f3  調子の悪い時には面白くも何ともなかった。まぁ言ってみれば美しいデザインだけが利点だったし、それで中古車両本体価格¥750kはいかにも高価についたと言えるだろう。
 ハンドルが低いので走るだけでも肩に負担が大きかったし、車両が重くて初心者には取り回しも大変だった。パーツが高価でフルカウルなので転倒させたら被害は甚大だった。荷物が積めないので実家への帰省に持って行く物、持って帰る物も思うに任せなかった。
 まして大学1年生、他に色々お金を使えれば楽しい年頃にそれだけの色々なものを投入したのである。

 ただ、調子が良い時のことも覚えている。
 自分の調子なのかバイクの調子なのか、ワインディングに入った時に「ここまでアクセルを開けても大丈夫だからもっと開けろ」とバイクに言われているのが分かるときがあって、それはとてつもない感覚だった。そうなったらリアが滑ろうがフロントが滑ろうが大丈夫、アクセルを開けてバンクさせて行ける感じなのである。昔のコンペティションフェラーリが装着しているのと同じデザインのヴェリアのメーターにはやっぱり制震オイルが入っていなくて、震えながら跳ねる赤い針に心を震わせたものである。
 一緒に走った友人Nは当時最新型だったCBR400RRに乗って後ろを走ったが「お前のバイクは物理学法則に則っていない感じがするので怖くて抜けない」と言った。そりゃそうだ、抜きに掛かった時にリアタイヤが滑って転倒されたら巻き込まれてしまう。

 お金がなかったこと、オイル上がりか白い煙が出るようになってしまったこと、自動車にも乗りたかったこともあって、不本意ながら車検が切れた時に売って、ダイハツ アトレーLXターボを買った。大学1年の秋から大学3年の秋まで2年の付き合いだった。
 今はブレーキマスターシリンダーの予備と、転倒した時に折れたブレーキペダルの残骸と、イタリア語を知らなくても意味は分かる「コンペティツィオネ」の文字が入ったマフラーが形見に残っている。

 またいつかもう一度、今度は資金にも気持ちにも余裕のある状態でドゥカティに乗りたい。

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