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2006年4月16日 (日)

なぜ山に登るのか

 イギリスの有名な登山家ジョージ・マロリーGeorge Leigh Malloryは1923年03月ニューヨークタイムズ誌のインタビューで「Why seek to scale Mount Everest,Queen of the Air? Why strive to crown that cruel crest and deathward dare?(△11訳:おみゃあさん、亡くなりゃあすかも知れん程危にゃあのに、なんでエベレストなんか登りゃあすの?) 」と質問され「Because, it is there(△11訳:ほこにほれがあるからだがね)」と答えた、と言われており、この問答は日本では一般に「なぜ山に登るのか?」「そこに山があるからだ」という形で知られている。実際にはこれ、あまりに記者がしつこいので投げやりっぽく言ったことらしくあまりマロリーらしくない言葉だとも聞くが、まぁそれはそれとして。
 彼は1924年、38歳の時エベレスト(チベット名チョモランマ、ネパール名サガルマータ)遠征に赴き、相棒のアンドリュー・アーヴァインAndrew Irvineとともに標高8300m付近で行方不明になった。
 ニュージーランドの登山家エドモンド・ヒラリーSir Edmund Percival Hillaryとシェルパのテンジン・ノルゲイTenzing Norgayが1953年05/29登頂に成功して生還、一般にはこれが初登頂とされているし、ラインホルト・メスナーReinhold Messnerが「諸事情を考えるとマロリー隊は登頂できていない」という趣旨を書いていたのも読んだことがあるが、マロリー隊が初登頂した可能性も皆無ではない。
 1999年05月、ジョージ・マロリーの遺体が発見された。カメラを持っていた相棒アンドリュー・アーヴァインの遺体は未だ発見されず「本当の世界最高峰の初登頂は誰なのか?」には今もって疑いが残っている。

 翻って、時々自分がどうして山に登るのか、考えることがある。登山が趣味のあなたはどうだろうか?
 △11が登って楽しかった山、もう一度行きたい山には「交通機関が整備されている」「比較的楽に登頂できる」「森林限界を超えている」という共通点があるように思う。例えばロープウェーで千畳敷まで行けた木曽駒ヶ岳、バスで北沢峠まで行けた仙丈岳、自家用車で畳平まで行けた乗鞍岳、、、そう考えると「楽な登山」を目指しているのかと思うが、実際これらの登山が楽だったかと言うと登山である以上歩いている時は結構大変だったハズである。まして槍ヶ岳などは山頂近くで「もう二度と来ねぇ(T_T)4949」と喚いていたような気がするが、帰って来た次の日には剥がれた足の爪を撫でながら昭文社 山と高原地図(△11のバックバック)を拡げて次の計画を練っていたような記憶もある(^_^;
 多分マロリーにもあっただろうように、義務感はある。彼はイギリス国家から寄せられる期待から来る義務感以外に自分の中から沸き上がる義務感をも背負っていたのではないだろうか。
 最後にジョージ・マロリーの息子ジョン・マロリーJohn Malloryの言葉「To me the only way you achieve a summit is to come back alive. The job is half done if you don't get down again.(△11訳:ワシに言わせりゃ、生きて帰ぁらんけりゃ登頂したとは言えんがね。降りて来れんかったら仕事が半分やりだがね)」を挙げておきたいと思う。

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コメント

はじめまして、「ジョージ・マロリー」で検索して来ました。

 彼の登頂への足跡はいまだに謎のままですね。

けれども、彼が成功したかどうかというよりも、あの当時果敢に軽装備でエベレストへ挑んだ勇気と信念にはとても感動するものがありましたね~。

私も今回、「ジョージ・マロリー」について記事にしました。よかったら一度いらしてみて下さいませ~ではまた!

投稿: ルーシー | 2006年11月 4日 (土) 05時50分

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  ご存知の方も多いと思いますが、あの  世界最高峰のエベレスト (チョモラン [続きを読む]

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