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2006年9月 7日 (木)

旋回するということ

 自転車で速く走れる、もしくは昔走れたことのある人は同意してくれると思うのだが、後輪に乗っている感覚で走っているのではないだろうか。前輪は補助輪みたいなものだ。

 スキーなら旋回の際外側になる板の内側エッジに乗っている。
 「2本の板が絡まる」という相談を受けることがあるが、それは加重が内側板に残っているからである。
 本来外側板の内側エッジは著しい加重で雪面に押し付けられているから、加重の抜けた内側板がその下に入り込む余地はなく、2本の板が隣り合っていても絡まる心配は無用である。
 余談になるが、体重と遠心力の全てを外側板内エッジに乗せ、加重が完全に抜けた内側板は自然に浮いて外側板の横に落ちて来る、これがパラレルターンである。「板が揃わない」そんなことを悩む必要はない、板は揃えようと思って揃えるものではなく勝手に揃ってくれるものだ。
 もう一つ余談になるが、△11が「安全な範囲でスピードを出せ」というのは、この完全に外側板内側エッジに乗る感覚を身につけるためだ。スピードが出ていない状態で片方の板に乗り切ることは難しい。
 リズムに乗ってハイスピードで旋回出来るようになると、自転車なら後輪、スキーなら外側板内エッジというよく切れる刃物で何かを切っている錯覚に襲われることがある。

 ヨットではセンターボードが全くそれであった。
 メインセールが風を受けて船がヒールして行くのをハイクアウトで戻しながらも少し外側に傾いたままセンターボードを中心に旋回させるのである。自転車やスキーと違うのは、水の抵抗が大きく向かい風なのでブレーキは勝手に掛かるため、スピードを落とさないようコース取りし、タックを素早くする必要がある。

 バイクでも自転車と全く同じく後輪である。

 自動車は外側の後輪。ハイパフォーマンスドライブの際にはハンドルで曲がるわけではない。巧く説明出来ないが、ハンドルは加重移動に追従する結果なのである。

 実際に操縦したことはないが、フライトシミュレーターゲームをやっている限り航空機も全く同じ感覚だ。

 ジェットスキー、マリンジェットはこれに全く当てはまらず、ハンドルで旋回させるもののようだ。

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