« 2007年08/04〜08/07、広河原から北岳、間ノ岳登山2 | トップページ | 2007年08/04〜08/07、広河原から北岳、間ノ岳登山4 »

2007年8月10日 (金)

2007年08/04〜08/07、広河原から北岳、間ノ岳登山3

Photo_2  一度1時頃に覚醒したのだが外に出るのが面倒でそのまま寝てしまった。
 次に目覚めると明るくなり始めていた。昨晩遠雷が鳴って、寝る間際に鳳凰三山に積乱雲らしき雲が頭をもたげていたので少し心配もしていたのだが、朝も気持ち良く晴れていた。それどころか昨日は見られなかった富士山が雲海の上に浮かんでいて、今回の山行では初対面となった。天頂近くに半月が光っている。
 早く出発する人以外は皆出て来て日の出を待っている。朝食が出来た旨小屋の人から案内があるが、なかなか皆動かない。この分で行くと日が出た瞬間に皆食堂に殺到して行列になりそうだが、△11は日程に余裕があるので行列覚悟で、というより最後で良いと思って動かない。
 ご来光は思っていたより北寄りだった。
 △11の近所に寝ていて仲良くなった母子は早立ちなので先に食べたが、ご来光に間に合ったそうだ。

Photo  北岳肩ノ小屋から見た仙丈ヶ岳〜甲斐駒ケ岳。7枚ツギハギのパノラマ写真。露出をマニュアルで固定したら境界が目立たずまぁまぁ綺麗に出来上がった。これからパノラマ写真の素材を準備する時はマニュアル露出ですな(^_^)

 日が昇ってから食堂に行った。
 朝食を食べながら仲良くなったのは祖父と孫の2人連れと年配の姉妹。前者は結構いろんな山にこの組み合わせで行っているそうだ。後者は昨日の夕食時駆け込んで来たうちの2人らしい。姉が初心者なのに昨日は芦安の温泉旅館を「出発は始発でなく7時でいい」と姉の主導で出発時間を決め、しかも体力が普通だったために時間が掛かり、あそこまで遅くなったという。仲良くなったのであまり書きたくはないが、遭難したら中高年の無謀登山として書かれる部類の話であろう。

 滑落事故があったとの情報が入る。危険と言われる八本歯のコル方面かと思ったら、西斜面らしい。

 年配姉妹をエスコートし6:20北岳に向かって出発。彼女らは荷物を肩ノ小屋にデポ。

Dsc_2122 6:40両俣からの道と合流し7:15北岳山頂に到着。これで今回の第二目的が達成された。気持ち良い。
 最近北岳の標高は3192mから3193mに改訂されたので、写真に写っている看板にはプレートが貼り付けられているが、旧表示のままの看板もある。
 年配姉妹は肩ノ小屋に降りて行き、再び単独行になる。

1  左の写真は北岳山頂から鳳凰三山方面のパノラマ。

 「頑張れ〜!」という声がどこかから聞こえて来る。近くにいた人に「ありゃあ何ですかねぇ?」と聞かれ「何でしょ、バットレスか八本歯のコルを先に登った人が後続を励ましているんだと思っていましたがぁ」と答えた。7:53までのんびり山頂の風に吹かれる。

 北岳山荘の方に降り始めてしばらくすると二俣に降りて行く道と分岐した。路傍に大学生らしいパーティーが佇んでいる。単なる休止かと思ったが、登山道から下に300mくらい行ったところに2〜3人がウロウロしているし、何かタダゴトではない雰囲気があるので「落とし物ですか?」と聞くと「そんなところです」と返事があった。
 通り過ごしてから朝聞いた滑落事故のことに思い当たる。少し下に小屋の職員らしい人がいたので聞いてみると、やはりここは今朝聞いた滑落事故の現場なのだった。北岳山荘付属の診療所から来たドクターがたった今遭難者のところに到着したところだそうで「返事をして下さい!」と何度も声を掛けているのが聞こえて来るが、反応はなさそうだ。上から再び「○○君頑張れ〜!」と声が掛かる。さっきの声も滑落者を励ますためにここから掛けていた声だったわけである。8:35。

 今回来た第一目的は間ノ岳登頂であるのでいつまでも眺めているわけにはいかずその場を離れて南に向かう。
Photo_7 そのうちヘリコプターが来たが、八本歯のコルの上でしばらくホバリングし、その後△11の頭の上で旋回して帰って行ってしまった。
 結局滑落現場らしき場所に到着したのは3回目くらいに来た時だったろうか、△11が北岳山荘に荷物をデポして間ノ岳に向かう途中だった。

Photo_3 話が前後したがその北岳山荘に9:10到着。大規模で近代的な建物である。
 未だ今晩どうするかは決めないまま、荷物を置かせて頂いて間ノ岳に向かう。ただ今晩どうするか決めていないと言っても北岳山荘に宿泊するかそのまま今日降りてしまうかの選択だけ、農鳥岳ピストンは不可能だ。
 朝食を一緒に食べた祖父と孫のパーティーと擦れ違う。間ノ岳に行って帰って来たところで、今晩は北岳山荘でのんびりすると言っていた。「無理をせず今晩も北岳山荘に泊まって行けば良い」と勧めてくれる。

 天気が良いので暑い。水をペットボトル1本=500mlしか持って来なかったのを後悔した。

Photo_6  尾根伝いに長い時間歩き10:45、20年来の懸案であった今回の第一目的、間ノ岳山頂に到着。ここから南には太平洋までの莫大な距離「静岡市」が続いているハズである。そしてここは大井川の源流地点でもある。
Photo_8 右の写真は間ノ岳山頂からのパノラマ。右の方に写っている塩見岳は当初見えていたが、間ノ岳山頂にいる間に頭だけ雲を被ってしまった。

Photo_4 北岳山荘に帰る途中、北岳山荘に宿泊を決める。
 水分をショートさせたので自分が思っているより身体は疲れているだろうし、折角登ったのだから日程が許す限り上でのんびりして行けば良いし、今回コースタイムより時間が掛かっていることが多いので今から下山しても最終のバスに間に合わなくなる可能性があるし、、、写真は北岳と、その麓の北岳山荘。

 13:40北岳山荘に再到着、宿泊の依頼をする。ここは食券制度あり。水1L券を貰えた。
 寝る場所は「間ノ岳」のイー7。行ってみると「間ノ岳」は結構な大部屋で入り口からイ、ロ、ハ、ニ、となっている。ロフトみたいな場所がホだったかな。で、廊下スペースは確保してないが、一人当たりの面積は1畳。普通っぽい敷掛布団セットと毛布2枚と枕がある。壁側には荷物を置く棚もある。天井が高いので頭をぶつける可能性も低い。
 無論混んで来たら「3人1スペース」とかになるのだろうが、ロフトスペースは使ってないのを始め空いているスペースがある。ただ寝返りが打てれば充分なわけで、わざわざ移動しようという気にもならない。
 屋根の骨組を見るとH鋼に角材を沿わせている。建物自体に強度があり、移動や強風で揺れる感じは全くない。

 日没直後は薄い雲がかかっていたがそれも夜が更けるに従って消え、綺麗に星が見えた。ただほとんど誰も出て来なかったので△11も暇で早々に就寝。

2007年08/04〜08/07、広河原から北岳、間ノ岳登山4 に進む
2007年08/04〜08/07、広河原から北岳、間ノ岳登山2 に戻る

|

« 2007年08/04〜08/07、広河原から北岳、間ノ岳登山2 | トップページ | 2007年08/04〜08/07、広河原から北岳、間ノ岳登山4 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/118328/16063424

この記事へのトラックバック一覧です: 2007年08/04〜08/07、広河原から北岳、間ノ岳登山3:

« 2007年08/04〜08/07、広河原から北岳、間ノ岳登山2 | トップページ | 2007年08/04〜08/07、広河原から北岳、間ノ岳登山4 »