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2008年7月 3日 (木)

メルクリン Cトラックの組み方その1 - 基本の解説

 メルクリンのHOゲージを新品で買うと、レールは普通Cトラックになる。△11が購入したのも当然のようにCトラックだった。他の鉄道模型は全くやったことがないし、メルクリンもCトラックしか触ったことはないので、このCトラックが他と比べてどういうものだかは全然分からない。しかし悩みながら拡張計画を立てて行く中で少しずつ規則性に気づきその合理性に感心したので、気づいたことを自分宛のメモのように残しておきたいと思う。
 △11が分かった範囲のみなので基本的な組み方だけになるが、逆に面倒臭いことは書けないのでこれから始めたいという人には参考になろうかと思う。

 Cトラックでレイアウトを考える場合、まず重要なのは360mmと77.5mmという2つの距離だ。
 360mmはメルクリンHOゲージの最小回転半径であり、別名R1という。半径360mmの曲線トラックで一周を作ればそれが最小の周回レイアウトというわけだ。メルクリンの全ての車輛はこれを脱線せずに回れるように設計されている。
 77.5mmはトラックとトラックの間隔。2番目に小さい半径の曲線トラック、別名R2は360+77.5=437.5から半径437.5mm、全く同様に3番目に小さい半径の曲線トラック、別名R3は437.5+77.5=515から半径515mmとなっている。

 その曲線トラックは半径と角度で型番が決められている。
Dsc_2794Dsc_2798  R1の30度だったらレールの「24」、R1の「1」、30度の「30」で「24130」。30×12=360なので、前述した「最小の周回レイアウト」はこれが12個あれば出来るわけだ。左写真は「24130」を12個並べたもの、右写真はそれを組んだ最小の周回レイアウト。これを2分割して間を直線トラックで延長すればオーバルになる。
 ところでCトラックは出来が良く、組んでしまうと各パーツの境界が非常に分かりにくくなるので、以下ちゃんと組まず並べるだけで説明する。
 同様にR1の15度は「24115」、R1の7.5度は「24107」。
 R2の30度は「24230」、R2の15度は「24215」、R2の7.5度は「24207」。
 R3の30度は「24330」、R3の15度は「24315」、R3の7.5度は「24307」。
Dsc_2809  特殊な角度を持つものとしては、R2の24.3度「24224」、それと組み合わせて30度になるR2の5.7度「24206」がある。
 後述ポイントとの絡みで非常に重要な事柄になるが、「24224」を横直線に投影した長さは180mmであり、この間縦方向に77.5/2mmずれている。すなわち「24224」2本を向かい合わせに組むと左写真上のように縦に77.5mmずれる360mmのレールになる。左写真下比較のために置いてある直線トラックは「24188」+「24172」。

 その直線トラックは長さで型番が決められている。
 長さ64.3mmの直線トラックはレールの「24」、mm単位表示によるおおまかな長さ「064」で「24064」だ。
 同様に長さ70.8mmは「24071」、長さ77.5mmは「24077」、長さ94.2mmは「24094」、長さ171.7mmは「24172」、長さ188.3mmは「24188」、長さ229.3mmは「24229」、長さ236.1mmは「24236」。
 77.5mm以外一見中途半端に見えるが、色々計算してみると188.3+171.7=360、188.3/2≒94.2、171.7ー77.5=94.2、236.1ー171.7≒64.3等いくつも規則性を発見できる。

 直線ポイントは左に別れる「24611」と右に別れる「24612」がある。以下「24611」について主に解説するが、この2つは左右対称なので「24612」についても考え方は全く同じである。

Dsc_2808  左写真で左上が「24611」、左下が「24188」、右上が「24224」。右下2つが「24172」である。
 これで見て分かる通り「24611」の直線部分は「24188」と同じであり、つまりどこかから「24188」を外せばその場所に「24611」を組め、引込線が作れる。
Dsc_2807 また「24611」の曲線部分は「24224」と同じである。前述した通り「24224」は向かい合わせに組むと77.5mm横に移動する360mmのレールになるため、左上写真のように直線方向「24172」、曲線方向「24224」をそれぞれ繋げば直線方向188.3+171.7=360、曲線方向180+180=360で本線と引込線の右端が揃い、本線と引込線の間隔は77.5mmとなる。向かい合わせに「24612」を使って逆向きに同様に組めば右写真のように待避線となる。
Dsc_2805 Dsc_2804  「24224」でなく左写真のように向かい合わせに「24611」+「24172」を入れれば切替線となるし、さらにこの時「24611」と「24611」の間に「24188」を挟み、両側の本線をそれぞれ「24172」で延長すれば右写真のようにレールの間隔が155(=77.5×2)mmとなる。すなわち「24188」を24.3度傾けて横直線に投影した長さは171.7mm、縦直線に投影した長さは77.5mmということで、これも直線レールの長さに隠れた規則性である。

Dsc_2889  引込線または待避線を増やしたい時は「24611」と「24224」の間に「24612」を挿入すれば左写真のようになる。
 既に書いた範囲で理解できるはずのことではあるが、使われている直線レールは「24172」、曲線レールは「24224」である。右端は長さが揃っていないようにも見えるが、これはレール同士をちゃんと接続すればきっちり揃う。

 曲線ポイントは左に別れる「24671」と右に別れる「24672」がある。以下「24671」について主に解説するが、この2つは左右対称なので「24672」についても考え方は全く同じである。
 「24671」の直線部分(もっともこのパーツの場合こっちも曲がってはいるが、、、)は「24130」+「24077」と同じであり、曲線部分は「24130」と同じである。
Dsc_2808  このため、「24130」6個で作った半円の、頂点から「24130」を1個「24671」に置き換え、曲線部分を「24130」2個で延長すると左写真になる。この時左内側と右側のレールは半径360mmの半円を描いており、左側2本のレールの間隔は77.5mmである。

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コメント

 はじめまして、こんにちは。この記事に大変助けられました。私はTRIX Cトラックを用いていますが、理由はポイント部の曲線半径を小さくしたかった(確かR2)ことと直線部の長さを短くしたかった(確か188.3mm)ことです。これにより、直線部の長さを1080mmとして、R1およびR2のオーバルを作ると、1m X 2.1m の複線レイアウトを作成できました。(直線の一部に2線化したメルクリンCトラックを使用)そして日本製車両の大半がR2を無加工で通過できました。原則最大4両編成で走らせています。

投稿: ひょうたん2号 | 2019年5月28日 (火) 15時29分

こんにちは、コメントありがとうございます。

お役に立てたようで良かったです(^_^)

投稿: プリズム11 | 2019年8月 2日 (金) 01時51分

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