« 「馬力」には3種類あって、それぞれ別の単位である | トップページ | 原子力発電所は安全ではあり得ない »

2013年3月17日 (日)

レンズの明るさを示す「F値」は大文字で

 昔パソコン通信で色々な人の書いた文章を読み始めた頃から理解できないことの一つが、「f値」とか、「f4.5」とか書く人がいることだ。

 「f/4.5」という表記もあって、大文字と小文字でお互い逆数であることを示すのでこれも正しいのではあるが、「f4.5」ではない。
 光学の世界で小文字のfは一般に焦点距離であり、混乱を防ぐために避けた方が良いと個人的には考える。実際以前より「f/4.5」式の表記は少なくなったと思う。まぁ、「f/4.5」式表記のfは元々焦点距離なのかも知れないが、、、

 そもそもまともなどこの誰が「f値」とか、「f4.5」とか書いているというのだ。メーカーのカタログで表記されているそのまま写して書いていれば恥をかかずに済むものを、なぜわざわざ変えて書くのか、それが理解できない。正しい表記をそのまま書けば正しい表記になるし、変えて書けば間違いになるに決まっているではないか。

 「F値」、「F4.5」でなければならない。

編集

|

« 「馬力」には3種類あって、それぞれ別の単位である | トップページ | 原子力発電所は安全ではあり得ない »

コメント

初めまして。「りょう」といいます。
だいぶ以前からニコン関係の検索でたどりついては、楽しませてもらっています。

F値の大文字小文字の件、興味深く読みました。私は30年以上写真をやっていますが、昔は撮影データを書くときに、
1.レンズのデータを書くときには大文字 ⇒ Ai20mmF3.5S など
2.撮影データを書くときは小文字 ⇒ f5.6 1/125 など
と区別して書いていたように思います。それはそういうふうに教わったのか、当時の慣習だったのか、記憶にありませんが周囲の人がそうしていたんでしょう。光学の世界では誤りなんですね。

まあでも長年の慣習で個人の覚え書きなどにそう書いている人には、罪はないと思いますが…(笑)。

投稿: りょう | 2013年4月23日 (火) 19時38分

今、アサヒカメラを見たら、現在でもその表記のようですね。昔に限った事ではありませんでした。

投稿: りょう | 2013年4月23日 (火) 20時44分

 りょうさんこんにちは。

 また寄って下さい。んで、良かったらまたコメント下さいm(__)m4649

 ちょっと見てみましたが、『クラシックカメラ専科』、『オリンパスのすべて』、内田良平『上高地』は開放絞り実使用絞りともF表記。『ニコンの世界』は開放絞りF、実使用絞りf/表記。竹内敏信『天地聲聞』は開放絞りF、実使用絞りf表記でした。
 今調べたら、数学に「大文字と小文字で逆数を示す」というルールはなさそうですね。とするとどこで勘違いしたんだろか。

 何にせよfは焦点距離なので、他の数値は他の文字を使うべきだと思いますね。

投稿: プリズム11 | 2013年4月23日 (火) 21時37分

 追記です。

 吉田正太郎著『望遠鏡光学・屈折編』p.82に、口径比を表示する際の書き方が出て来ます。それによると例えば有効口径100mm、焦点距離1200mmの場合、

a.F12
b.f/12
c.f:12
d.1:12 f=1200mm

 このうち「a.の書き方が一番普通なのでこの本でF値を表記する際にはこの方法による」「d.の書き方はドイツ式で、口径比1:12とf=1200mmであることを続けて書いてあるのであって、12f=1200mm→f=100mmなのではない」旨の記述が続きます。

投稿: プリズム11 | 2016年7月26日 (火) 08時48分

初めまして。「えいみず」と申します。

むかしむかし、私が写真を撮り始めた頃に使っていた蛇腹式スプリングカメラのレンズ周りには、「f=60」とかいう刻印がありました。解放絞り値は、「1:3.5」のような表記だったかと記憶しています。なので、小文字のfがそもそも焦点距離を示す記号だったというのは、私のような世代の人間にはしっくりきます。

しかし、その後レンジファインダーや一眼レフのカメラを使う時代になると、いつしか表記法は変わっていましたね。

レンズの焦点距離表示は単に「85mm」などと表示されるようになり、解放絞りの値は「F1.8」などと表示されるようになりました。そもそも「F値」という言葉が、アマチュアの写真談義の場ばかりでなく、専門書でも絞りに関する記号として普通に記載されるようになったからには、工業技術分野に於いて何らかの仕様変更があったのだろうと考えられます。

出典は存じませんが、レンズの絞り解放値は大文字のFで表し、撮影データの実絞り値は小文字のfで表すということが定着しているようです。

小文字のfの意味について混乱をもたらす事態を心配していらっしゃるかもしれませんが、私の知る限りでは、小文字のfで焦点距離を表示する場合には必ず「イコール」の記号を併用する事になっていた筈で、これによって意味の取り違えは防がれていたと思います。

投稿: えいみず | 2016年12月14日 (水) 07時07分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/118328/56969577

この記事へのトラックバック一覧です: レンズの明るさを示す「F値」は大文字で:

« 「馬力」には3種類あって、それぞれ別の単位である | トップページ | 原子力発電所は安全ではあり得ない »