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2013年10月11日 (金)

登山における用具全般、2013年10月版

 この記事は新版、登山における用具全般、2016年05月版に改訂済。

 まず最初に挙がるのはレインウェア。
 「予定している日程、ずっと良い天気予報だから大丈夫」というわけにはいかない。山の上は下界と天気が違うし、変わるのも急で、また悪くなった時は風も雷も下界より激しい。絶対に悪天候に備える用意は持たねばならない。
 下界だと雨に備えて持つのは傘だが、山の上では強い風がある時が多く、雨への備えとしては役に立たない。
 濡れると不快で寒いし、ズボンが重く足に引っついて疲労が甚だしくなり、遭難に直結しやすい。
 今から買うなら防水透湿素材を使っていることは絶対条件。防水だけで透湿しない素材は汗でびしょ濡れになるので、ほとんど意味がないと言って良い。
 着る時にはきっちり着ること。ファスナー、マジックテープ、ボタン、全部正確かつ確実に留めるのだ。少しでも身体を濡らせばその分危険は増えるし、行動時間が長いので気がついたらひどい浸水になっていることもある。どこのでも良いが、雨が多い日本の気候に対応している日本製が良い。素直に考える限りモンベル製になるだろう。ストームクルーザーが代表作。レインウェアに関し詳細は登山におけるレインウェア、2014年01月版、服装全般に関し詳細は登山における服装全般、2014年06月版まで。

 非常食。
 日持ちがして、準備せず歩きながら食べられ、カロリーがあるもの。人間も燃料が切れると動けなくなる。これはもちろん山道具屋で買う必要はない。

 ヘッドライト。
 「日帰りだから要らない」ってそんなわけには行かない。山の中では樹が生えていたり谷になっていたりして下界よりずっと暗くなるのが早いし、実際に行ってみないと本当に日帰りで帰れるかどうかは分からないし、もし帰れなかった時には家もなければ街路灯もないので本当に真っ暗になってしまうのだ。電源は入手しやすい単3、譲るとしても単4、そして可能なら電池使用本数の少ない製品にしておくこと。電力消費が少ないため点灯時間が長く、電球切れがない発光ダイオード式の製品にしておくこと。絶対的な明るさより、小型軽量なモデルにしておくこと。△11は誤作動や置き忘れを防ぐために、行動中ずっと首から提げている。
 幸いなことにこの条件にぴったりのモンベル コンパクトヘッドランプ1124431(△11のバックパック)が出て来たのでお勧めする。

 地図。
 ガイドブックでも悪くないが、概念図だけで地図が載っていないのであれば地図を別に持つ必要がある。「有名コースで夏山なら人が一杯いるから大丈夫」という人もいるし、それはコースと季節によって実際にはそうだと思うが、いつどこを歩こうとしているかも知れない見知らぬ初心者相手に△11はそんなことは言えない。別に邪魔になるわけでもなしそう高価なものでもなし、どれだけ人がいようが地図は防水ケースに入れて持ち歩き今自分がどこにいるのか把握しながら歩くべきだ。迷ってから見ても遅い。買って来た地図の現物を押し込むと傷むので、△11はカラーコピーして入れている。モノクロコピーだと分かりにくくなることがある。

 コンパスも付属品として持つ。「使い方が分からないなら持ってなくても同じ」という人がいるかも知れないが、赤が北を指すくらいは誰でも学校で習ったと思うし、それ以上の使い方は持って毎度眺めていないと身に付かないと思うのだ。

 最低限の持ち物は以上。以下は心構え。

 登山に持って行く機材には何にでも言えることだが、持って行く前に、絶対に下界で使ってみること。実際に使ってみないと、本当に使えるかどうかは分からない。本当に使えるかどうか分からないものなど、絶対に登山に持ち込んではならない。あると思い込んでいるものがなかった場合、山の上で遭難を避けられるとは限らない。

 登山に行くのなら「最悪の状況を想定し、それに対応できる範囲で行動する」「分からなかったら分かる場所まで戻る」が鉄則。それがどれだけ大変でも。これに逆らえばもっと大変になるだけだし、その先には死が待っているのだ。

 誰かと行く時にも、「連れて行ってもらう」なんて意識はとんでもない。最終的な意識としては、単独行動だと思っていなければならない。あなた以外の誰もあなたの生命身体に責任は取れないから。一見冷たいようだが、実はそれが一緒に行く人を助けることにも繋がる。

関連記事:
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登山におけるレインウェア、2014年01月版
登山における服装全般、2014年06月版

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