« 登山におけるクッカーの縦横比 | トップページ | 登山における液体燃料ストーブ、2013年12月版 »

2013年12月 6日 (金)

OD缶の容量

 これまでOD缶について110g缶、250g缶、500g缶、という言い方をして来ているが、実はこれは現在正確な物言いではない。

 昔は実際にその容量だったのかも知れない。最初から目安としての数値に過ぎないのかも知れない。

 昔は実際にその容量だったのが変わったのだとすれば、その原因は多分寒冷地ガスの出現である。昔はブタン、、、すなわちノルマルブタン約70%、イソブタン約30%だったのだと思うが、寒冷地ガスは気温が低くても気化するよう例えばイソブタンの割合を上げたり、プロパンを混合したりした。その結果内圧が上がるので、強度を上げるため底のアーチを強くし底上げが必要となり、容量が少なくなった。
 また気化促進機構の内張りも容量を減らす原因となった。

 以下各メーカーのOD缶の内容重量を一覧にしてみた。同じメーカーなら上のものほど低温に対応する。個人的な印象では灰色にしたのが超寒冷地に特化した特殊製品で、赤が汎用できる寒冷地用。

110g缶 250g缶 500g缶
プリムスUガス IP-250U、220g
プリムスTガス IP-110、110g IP-250T、225g IP-500T、460g
プリムスGガス IP-250G、230g IP-500G、470g
EPIエクスペディション G-7011、190g
EPIパワー(プラス) G-7013、100g G-7009、225g G-7010、460g
EPIレギュラー G-7001、230g G-7002、470g
スノーピーク金缶 GP-110G、110g GP-250G、220g GP-500G、450g
スノーピーク銀缶 GP-110S、110g GP-250S、220g GP-500S、420g
ソトトリプルミックス SOD-710T、105g SOD-725T、230g
ジェットボイルジェットパワー 100G、100g 230G、230g 450G、450g

 プリムスのIP-110、EPIのG-7013は内容組成が同じところに分類したが、気化促進機構がない。

 「低温に対応できる系列ほど容量が少なくなっている」傾向が分かる。
 例外はスノーピークのイソ=銀缶の500が、プロイソ=金缶より容量が少ないことで、ミスプリントかも知れない。

 ところで型番に「500G」とか入っているのは、こうやって一覧にしてしまえばプリムスは「ガス」、スノーピークは「ゴールド」の略であって「グラム」じゃないというのは分かるのだが、容量に関して誤解を招きかねないので本当は問題があるよなぁ。
 ジェットボイルはこの点良心的で、容量通りの型番設定だ。単に後発でシステム開発時すでに寒冷地ガスが前提としてあっただけかも知れないけど。

編集

|

« 登山におけるクッカーの縦横比 | トップページ | 登山における液体燃料ストーブ、2013年12月版 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/118328/58647338

この記事へのトラックバック一覧です: OD缶の容量:

« 登山におけるクッカーの縦横比 | トップページ | 登山における液体燃料ストーブ、2013年12月版 »