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2013年12月19日 (木)

登山における液体燃料ストーブ、2013年12月版

 先に書いておくが△11の立場としては登山におけるストーブ、2013年10月版に書いた通り人にはガスストーブを勧める。液体燃料ストーブは、分かっている人が勝手に使えば良い。この分野で△11ごときに聞いていてはイケナイわけで、これは個人的な備忘録である。断定形で書いてあっても伝聞が含まれていることに注意。

 まず燃料を決めねばならない。ガソリン、軽油、灯油、アルコールがある。

 多いのはガソリンを使うストーブ。燃料も入手しやすく車輛用燃料との融通が期待できる、、、と一見思えるのだが、これが第一印象程には容易ではない。
 レギュラーガソリンは自動車で使用する前提での混ぜ物があるためホワイトガソリンを指定または推奨するストーブが多く、そうなるとかなり入手先が限られるとともに高価になる。まぁホワイトガソリン指定の場合でも実際には長年使って何の問題もない、ということも多いようだし、薬局で売っているカイロ用のベンジンも使えるが、、、
 レギュラーガソリンを使用できるにしても引火しやすいため、入手する際には消防法に合致している容器を用意し、セルフじゃないGSに持ち込む必要がある。自分の自動車なりバイクから移す方法もあるが、タンクの小さい車輛だった場合には航続距離に影響する。レギュラーガソリンは自動車燃料としての適性を磨きさらには道路特定財源の一環である揮発油税がかかるので本来はホワイトガソリンより高価になりそうなものだが、安価に手に入るのは大量に生産され流通し消費されているスケールメリットによる。
 ハイオクガソリンは混ぜ物が多くてストーブ用燃料としては使えない、と思っていた方が良い。

 灯油はガソリンと比較し引火しにくいためポリタンクに自分で給油できるのは周知の通りである。ガソリンと同様のスケールメリットを享受でき、さらには揮発油税がかからないので、第一印象通り安価かつ容易に入手できる。元々家の暖房用に持っている人も多いだろう。

 軽油はマルチフューエルストーブの一部で使えるというだけの話で、ディーゼルエンジンを搭載している車輛との燃料融通を期待する人は別として積極的に採用する理由は少ないように思われる。

 以上を石油系として分類するとして、以下のストーブに個人的に興味がある。
 まずはMSR マルチフューエルストーブドラゴンフライ(△11のバックパック)。これはすでに灯油で運用し満足している。

 今のところガソリンで使う気はない。レギュラーガソリンでのプレヒートは身体に悪そうだし、わざわざプレヒート用にアルコールも持参するなんて考えたくもない。またうまく行けばストーブ用とバイク用で補完するかも知れないが、うまく行かなければただでさえ短いバイクの航続距離を削ることになりかねない。

 オプティマスの85ノヴァ+、ガソリンと灯油をジェット交換なしで運用できる。ということは、運用が楽だというに留まらず、使い切らずに混合してしまっても大丈夫ということだ。ドラゴンフライほどの超絶トロ火は無理でも、実用上必要な弱火は可能という。ただちょっと高価だし、レギュラーガソリンは使えないらしいし、ましてドラゴンフライがある現状で買い足す必要が感じられない。

 どうせ△11は灯油のみの運用になるだろうから、灯油での運用だとタールがつくらしい、のも欠点だ。

 スベアの123。ホワイトガソリン指定だが、実際にはレギュラーガソリンでも使えるという。液体燃料ストーブの中では小型の部類。現在はオプティマスが引き継いで「スベア123R」として販売しているが、個人的には斜め下ハンドルの旧型にしか興味なし。どちらかと言うと現役の山道具としての興味でなく懐古趣味かな。まぁ普通の人はオプティマスで、、、じゃなかった普通の人はプリムスね(^_^;

 ちなみにMSRのキャニスタースタンド36346、移動しない2本の爪のうち1本を内側、もう1本を外側で装着すれば無加工で装着できるそうなので参考まで。

 興味はあるが買わないだろうな、と思うのはソトのMUKAストーブ。プレヒート不要が売り、、、10秒程度は「START」位置で燃焼させるのでそれ以後と違うという意味ではプレヒートだが、「必要」と言うほど長い時間でもない。レギュラーガソリンまたはホワイトガソリンしか使えない。シグを事実上の共通規格としてスタートした他の分離型ストーブとは燃料ボトルの規格がはっきり違い、注ぎ口が大きく漏斗なしでガソリンノズル突っ込めるのは良いが、他メーカー製との流用可能性は皆無。現在小さいボトルが存在しないので、全体として容量を食う。火力調整はできるようだが、ドラゴンフライを基準としたら「できない」と思ってないと失敗するかも知れない。ホースがフレキシブルで、ポンピングの際にゴトクが振り回されないか気を使わなくても良い。

 現物に接すると分かるのだが、いかにも「ちゃんとした日本製」という感じで良い感触だ。

 この他武井バーナーのBRー301は欲しい。灯油専焼。ただアマゾンでは品切れで買えないようだ。

 大きいので、△11が実際に運用するとしたら登山用ではなくオートキャンプだろうな。これ買うなら6リッター増槽を装備するぞぉ。

 アルコールの問題は高価なこと、アルミニウムを腐食させるらしくマルチフューエルストーブで使えず火力調整ができるストーブが事実上ないこと、風に弱いこと。
 ただ薬局で売っていることが多いので、入手自体は相当確実である。
 登山中不便を押して使う理由はあるが、日常でも使うというわけにはいかない。後、明るいところでは炎が見えにくく火傷に要注意。
 代表的な製品は何と言ってもトランギア アルコールストーブTR-B25(△11のバックパック)

 小型軽量で、△11は登山にも運用している。

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