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2014年7月31日 (木)

ゴアテックスと類似品の差

 防水透湿素材、昔はゴアテックスしかなかったが、最近は各社から出ている。

 防水性能に関してはゴアテックスの方が格段に良いことになっている。代表的な防水透湿素材の防水性能を挙げれば、ゴアのゴアテックス40000mm、モンベルのブリーズドライテックやドライテック25000mm、モンベルのスーパーハイドロブリーズやハイドロブリーズ20000mm、ミズノのベルグテックEX32640mm、コロンビアのオムニテック20000mm。これだけ見るとゴアテックスが有利っぽい。
 しかし防水性能は、水が通らなければそれ以上どうであろうがどうでも良いわけである。ちなみに消防車の放水が5000〜10000mm程度で、これをまともに受けると内臓損傷や打撲の危険があるという。

 肝心の透湿性能、こちらは高ければ高い程良い。
 1m四方の布を24時間にどれだけの蒸気が通過するかで示す。ゴアのゴアテックス13500g、モンベルのスーパーハイドロブリーズやブリーズドライテック15000g、ミズノのベルグテックEXが16000gと、特別性能の低い素材を例外とすれば数値はほぼ同等、、、どころか逆転している。ただしJIS L-1099B-1法による検査が一般的である中、ゴアテックスは厳しいJIS L-1099B-2法を使っているので、現在数値が同等なのであれば、まだゴアテックスの方が優秀だということになる。
 ただ実際に使って差が出る場面がどれだけあるか、ということになると「差がある」という人は極少ない印象だ。なので、「建前ほぼ同等、机上の本音は違うかも、実地の本音は同等」というところではなかろうか。

 駄洒落ではないが、、、いや駄洒落か、、、ゴアテックスは以前結構生地が硬くて「ゴアゴアする」と言われたものだが、最近はかなりしなやかになって来ているように思う。まぁ「ゴワゴワしていた方が雨に打たれている感が少ない」という人もいるし、どうでも良い範囲。

 経年劣化が遅い、という話も聞いたことがあるが、ただゴアテックスのレインウェアはゴアテックスだけでできているわけではない。原則ゴアテックスメンブレンを表裏ともラミネートして三層構造のファブリクスにして使うわけだし、縫い目からの浸水を防ぐためシームテープだって貼ってある。もしゴアテックスが全く経年劣化しないとしても、道具としてのゴアテックスレインウェアの寿命は存在するわけで、そんなに大きな差にはならないはずだ。

 後は、長年皆に使われて来て、高く評価されて来たゴアテックスの信頼性をどう見るか、だと思う。

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