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2015年9月27日 (日)

農鳥小屋のオヤジ

 農鳥親父、あまりにウェブでの評判が悪いので、怖いもの見たさでこの夏8月農鳥小屋に宿泊した。

 小屋到着は17時。他のお客さんが食卓についてまさに「いただきま〜す」という段階である。
 怒鳴られてネタにするためではない。両俣小屋を出発する際にはヘッドライト点灯だったのである。行動食を食べつつ歩き続け、大休憩も取っていない。
 三峰岳への登りで時間が掛かったのだ。両俣小屋出てまもなく縦走の登山部の大学生と一緒になり、三峰岳まで同行したので、特別脚が遅いとも思わない。

 んでどうなったか。
△11「大変遅くなり申し訳ございません。予約を入れてあった○○(△11注:△11の実名)です」
オヤジ「○○。あぁ。聞いてるよ。夕飯は食うのか。じゃああっち(△11注:宿泊室)に荷物置いて来い。おぃ(△11注:他のお客に対し)そこ1人分空けてあげて。おぃ(△11注:従業員に対し)一人分作って」
 これで終わった。

 他の、毎度来ているらしいお客さんがこそこそ「今日は機嫌が良いねぇ、絶対に怒鳴られると思った」と言っていたので、怒鳴ることもあるのだろう。機嫌が良かったのなら偶然だが、予約を入れていたこと、遅くなったことをちゃんと第一声で謝罪したことが評価されたのであれば、普通のことである。

 だいたい、山小屋に宿泊するのに「わしゃお客だ、神様だ」みたいなツラして行くから怒鳴られるんじゃないの。
 そうでなくても、どういうことした人間がどうなっちゃったかを数々見て来て現地の厳しさを誰よりも知っているから、いい加減なことをしている人を見ると「そんなことしているとお前さん死んじゃうぞ!」と怒鳴りたくもなるんじゃないの。
 本来山小屋じゃなくたって、下界だって、「わしゃお客だ、神様だ」なんて態度、恥ずかしいから止めた方が良いよね。それが日本の接客業全体をブラック化しているんだろうし。

 現在Googleで「農鳥小屋」と検索を掛けるとトップに出るのは「二度と行くか!」と題する記事である。大雨雷雨注意報が出ている状況でテント泊し、「夜は風雨が強まったが、石を多めに置いておいたので問題なし」と書いている。
 しかしだね、、、問題なかったのは結果論であって、オヤジから見たら無謀に見えたんでしょ。もちろん本人から見て「問題なし」という判断もそれはそれで良いが、現地を知っている者から受けた「危険だ」という指摘は、それはそれで謙虚に受け止めれば良い話だ。

 不潔?
 布団が湿ってる?
 どういう場所か知ってれば、きっちり清潔にしたり、布団を干すのが困難なのは分かって言っているんだよね?
 別に「自炊するな」「寝袋持って来るな」なんて言ってないんだから、頼まず食事は自炊、寝袋持ち込みで寝れば良いんじゃないの。△11はツェルトと山小屋を併用しての縦走中で自前の寝袋を持参しており、それで寝たんでどんだけ湿ってたか知らないけどさ。

 朝宿泊室に来て言ってたのは「早く出発して、早く到着する、これが山での鉄則です」「今回持って来てない人は、次から是非ラジオとテルモスを持って来て下さい」「バーナー持っているからテルモス要らない、という人もいますが、風が強ければどんだけ覆ってもダメですからね!」。
 言ってることはまともだろ。
 山岳部や山岳会が廃れて、優しいばっかりのガイドブックやウェブだけ見て登山始める人が多い中、こういう見落としがちなポイントを教えてくれるところは少ない。まぁ△11はウェブで発信するよう心がけてはいるが。

 まぁ、事前にウェブで非難している記事を読んで推測はできていたが、農鳥小屋、個人的にはお勧め。こんな「まとも」なところが非難されてるなんて、世知辛い世の中だねぇ。まぁお前らは二度と行かなくても良いよ→非難組。つか、ここがまともと思えないなら、登山自体しない方が良いと思うぞ、「いつか山で死ぬ」とか「山で人に迷惑をかけまくっている」ってことかも知んねぇから。

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