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2016年7月10日 (日)

登山における食料、2016年07月版

 時間が経過したので登山における食料、2014年10月版を改訂する。

 下界の日常生活では「三度のメシ」という言葉があって朝昼夕であるが、登山では少し違う食べ方をする。
 朝昼夕の通常食の他に、のべつまくなしに少しずつ食べ続ける行動食、日程延伸に対応する予備食、困った時にどうにかするための非常食の4つに分けて考える。分けて考えるが、必ずしも4種類全部を分けて準備するわけではない、ことに注意。

・通常食

 下界の朝昼夕食である。材料を持ち込み自炊する人もいないわけではないが、荷物が多くなって大変だし時間もかかるので、たいていの人は小屋でお金を出して食べるか、レトルトやフリーズドライやインスタントを食べていると思う。
 個人的には「美味しいものを食べたいとは思うが、無理はしない。それをするなら下界に降りてから」というのが方針。
 フリーズドライやインスタントはどこでも入手できるというわけには行かないので、山に入る日の分は下界でパンを買って行けばその分貴重な食品の消費を減らせる。

 最終的には個人の好みで何でも良いのだが、個人的にはインスタント麺がお勧め。利点としては一食あたりの単価が安いこと、管理が簡単なこと、普段食べているのもインスタントなので違和感を感じにくいことがある。
 カレーライスや牛丼なども製品として世の中にあるが「フリーズドライのカレー+アルファ米」「フリーズドライの牛丼の具+アルファ米」とそれぞれ2袋になり手間が増える単価が上がる。普段食べている電気釜炊きの米飯と比較してしまうため米飯は「マズい」と感じやすい
 フリーズドライやインスタントは高価でどこでも入手できるというわけには行かないので、山に入る日の分は下界でパンを買って行けばその分貴重な食品の消費を減らせる。

 インスタント麺の場合、クッカーに長い麺を入れると麺が焦げるとか茹で上がりにムラができるなどがあるので、長い麺は袋を開く前に半分に折っておく。マルタイの棒ラーメンはお湯に入れるとすぐ柔らかくなるのでその必要はない。
 パスタで使ってるのはパスタロッティ。

 建前は1袋2人前、約500円、乾麺と調味料が一緒に入っており分割はできない。登山中は食べる量が多いこともあり、個人的にはたくさん食べたい時の1食扱いでちょうど良い。送料が高いので通販せず類似品を探すと良い。ちなみに登山道具屋さんで売っているのはソルレオーネのシリーズで、1袋1人前、約300円。

 ラーメンで使ってるのはマルタイの棒ラーメン。脂が多いのでカロリーも高い。

 通常の製品でも良いがそんなにめちゃくちゃ高くなるわけではないので、入手できればこの九州ご当地シリーズにしている。インスタントとしては非常に美味しい。中でも熊本黒マー油と鹿児島豚骨が好き。一袋2人前だが乾麺は1人前の束、調味料は1人前の小袋になっているので、分割して1人前×2としても食べられる。リンクは15袋で約3000円なので、1人前約100円の計算になる。
 登山屋さんで売っている「山の棒ラーメン」カレー味も好きだったがしょうゆ味だけになってしまった。

・行動食

 登山は通常の生活よりカロリー消費が多くまた長時間続く。燃料を切らしたまま歩くとバテるし、バテた状態で歩くととてもキツいし、頑張った割に成果が出ない。登山における給水、2016年07月版に書いた給水と同じで、歩きながらこまめに少しずつカロリー補充する。山に行くとおばちゃんたちがお菓子を一杯持って来ていて交換しつつ食べているが、あれは理由があるわけだ。
 日持ちがすること、飽きにくいこと、カロリーが高いこと、食べるのが面倒じゃないこと、ある程度水気があり水なしでも食べやすいこと、小分けされていることが必要。 個人的によく使うのは一口ようかん。ドライフルーツも良いと思う。

 カロリーメイトを使う人もいるようだが、水を飲みながらでないと食べにくいこと、チーズ味で顕著だがどの味でも粉になるのは欠点だ。

・予備食

 土砂降りの雷雨になればテント場や避難小屋で停滞することもある。そこらへんにコンビニがある下界と違って、山の中ではどこでも食べ物が入手できるわけではなく「山小屋で食べるつもりだったけど、売ってもらえなかった」ということもある。そんな時にしのぐための食事である。
 「山小屋で売ってもらえないなんてあるの?」、、、大きい小屋では可能性が低いだろうが、「ない」と言われて「困りました」では困る。自分の手持ち資材だけで下山できるようにしておかねばならない。ちなみに小さい小屋では「しばらく天候が悪くて荷揚げヘリが飛ばなかったから」と食品が売り切れになっていることはままある。

 個人的には行動食と共通だが、停滞の手持ち無沙汰を慰めるために少し作るのに手間のかかるものを用意する人もいるようだ。

・非常食

 暗くなり行動不能になった際に行動可能になる朝まで、もしくは遭難した場合に救助を受けられるまで凌ぐための食事である。非常用品の一環ではあるが登山における非常用品セット、2016年07月版には入れず、行動食と共通に持って登山口までの路程が短くなるに従い消費し減らして行くことが多い。

 もちろん食べ切るのは原則禁忌であり、もし食べ切るとしても「登山口が見えて来た」くらいになった時点でないとアウトである。実際には「登山口が見えて来た」みたいな時点では非常食なんか食べるより下界で普通に外食した方が美味しいものを安価に食べられるので、そんなことはする必要がないと思う。

 個人的には行動食と共通とし、毎度「先入先出」で使っている。

・その他

 ゴミを出さないようにすること、出たら持ち帰ること。
 万が一開封できない場合には食べられないので、ポケットナイフを持っていること。

関連記事:
登山における用具全般、2016年05月版

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コメント

マルタイのラーメン、おいしいですね!

棒ラーメンなら五木というメーカーも良いですよ。

クマモンとコラボしてますし。

投稿: | 2016年7月26日 (火) 15時22分

 コメントありがとうございます。

 五木食品のとんこつ棒ラーメン、今度試してみますね(^_^)

投稿: プリズム11 | 2016年7月26日 (火) 16時04分

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