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2016年8月 3日 (水)

登山における電源、2016年08月版

 登山では、いろいろなものが普段の生活より入手しにくい。
 そういう状況で、どうしても継続して入手しなければならないものがある。まず水であり、食料。そしてここまで電気機器が発達してくると、やはり登山中電源も確保したい。

 結論から言えばこれはほとんど「単3ニッケル水素電池に統一する」一択である。

・機器間で統一する。

 山で使う電気機器の中には絶対に稼働してもらわないと生命に関わるものもある。その場合に使用電池を統一してあれば各種電気機器の中にある電池が全て「予備電池」として機能するのだ。例えばヘッドライトを点灯し長時間歩かねばならない時には、デジカメの電池を抜いてヘッドライトに入れることによってヘッドライトの点灯時間は格段に伸びる。

 普段から使う電気機器も可能な限り単3に統一し、使い切った電池から充電器に掛け、ストックから使い、充電が終わった電池をストックに入れる、という生活を送っていれば「使いたい時に電池が充電されていないくて使えないことがある」「災害対策に置いてある電池の容量確認が面倒臭い」という悩みからも解放される。今後購入する電気機器を含めて全ての単3使用機器に使用してなお予備が出るよう、最初に電池を買う時には多め、それもかなり多めに買っておくことをお勧めする。
 △11はマウスもキーボードもICレコーダーも単3使用機種にした。

 携帯電話などどうしても統一できないものは、単3で充電できる充電器を一緒に持ち歩く。

・入手しやすい

 どこでも売っている電池を使う必要がある。現在日本で一番入手しやすいのは単3だろう。もし忘れたとか等の時にも、コンビニ等で買ってしのげる可能性が高い。

 単4もかなり普及してきて使用機器の小型軽量は魅力だが、電池容量が小さいのが大きな欠点。世の中が単3を中心に回っているため効率の悪い部分も出てしまう。

・現地で充電できる

 入手しやすいと言っても限度はある。使い捨ては気持ち悪いし、数を買って持ち歩くのも大変だ。一番良いのは現地で充電できることだろう。それがそのまま災害対策にもなる。当初の投資額は長期的に見ればそんなに高価でもない。

・低温に強い

 低温の状況下では化学反応の速度が落ちるため、電池の種類によってはすぐ「容量が空」になって使えなくなってしまう(化学反応が遅くなり電力が出ないだけで実際に容量が空になっているわけではないので、温めれば使える)が、ニッケル水素電池はその特性として低温にも比較的強い。

 以上の観点から選んだのが以下の製品。

 単3ニッケル水素電池、個人的にはパナソニックのエネループスタンダードモデルをお勧めする。最低容量1900mAh。充電可能約2100回。760円/4本、1492円/8本。

 エネループが入っているパックは携帯に便利。現在8本入りパックが2個手元にあるが、4本入りパックも欲しいので、少しばかり高価になっても次は4本で追加しようかと思うほどだ。「充電済は+が上、消費済は+が下」で入れておけば充電済電池がどれだけありどれなのかすぐ分かる。
 自然放電も少なく、メーカーでは満充電後20℃保管1年後の容量90%を保証している。

 最初に買う時には充電器とのセットを1つ入れておく。

 競合すると考えられる製品についてまとめる。名称、最低容量、充電可能回数、価格。価格は8本で統一した。

 

Amazonベーシック

充電式エボルタ

エネループ
経済   お手軽、1000mAh、
4000回、¥1280(4本×2)
ライト、950mAh、5000回、
¥1396(2本×4)
標準 無銘、1900mAh、
1000回、¥1340
スタンダード、1950mAh、
1800回、¥1727
無銘、1900mAh、
2100回、¥1500
容量 高容量、2400mAh、
500回、¥2196(4本×2)
ハイエンド、2550mAh、
300回、¥4960(4本×2)
プロ、2500mAh、500回、¥2101

 Amazonベーシックのニッケル水素電池は少し安価になるが充電可能回数で見劣りする。
 充電式エボルタは最低容量でわずかに優位だが、充電可能回数で不利の上に価格がぐっと高価。
 どこの製品にせよ高容量モデルは「万難を排してでもとにかく容量が必要だ!」という人でなければ無駄。

 太陽光充電器でお勧めするのはゴールゼロのガイド10プラスリチャージングキット。ソーラーパネル「ノマド7」とバッテリーパック「ガイド10プラス」がセットになっている。ゴールゼロは色々出していて単3/単4充電に対応しているのはガイド10プラスバッテリーパックこれ1機種だけだから注意が必要だ。

 ループがたくさん付いていて、天気の良い日ならアクセサリーカラビナでバックパックにくくりつければ歩きながら充電可能。後ろにファスナー付きのメッシュポケットが付いていて、充電コードや予備電池を入れておくのに便利。ガイド10プラスバッテリーパックにはUSB出力端子があるのでそれぞれ充電用コードを併用すればスマートフォンなどを充電可能。USBミニB入力端子があるのでガイド10プラスバッテリーパックの電池を外部から充電も可能。
 電池を4本揃えないと充電できない点にも要注意。
 単4も充電できるが、単3を充電できるところにスリーブを入れるためスペース効率の観点で見るともったいない感じがする。

関連記事:
登山における用具全般、2016年05月版

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