2018年12月 3日 (月)

ポルコが操作しているのはコンテ通りタイミングレバーだと思う

岡田斗司夫プレミアムブロマガ「『紅の豚』徹底解説:最高にかっこいい!ポルコの愛機サボイア号の発進シーン」
「コンテを見ると『タイミングレバー』と書いてあるんですけど、何のことか僕にはわからなかったんですね」「知ってる人とかに色々と聞いてみると『ミクスチャーレバーじゃない?』と言われました」「その一方で、『これはタイミングレバーだから、本当に燃料の噴射タイミング、エンジンのピストンの中で気筒が動いている時に、どの位置で燃料を送り出すのかを切り替えるための操作だ』と言う人もいるんですよね」

タイミングレバーなら点火時期操作だ。回転数上昇に合わせて点火時期を早める(=進角)。
レシプロのガソリンエンジンでは、燃料を爆発させてピストンを押し下げる。そのピストンが下がる力を、クランクの回転運動に変える。回転するクランクの角度により点火する。爆発するガソリンがピストンをちょうど良いタイミングで押し下げるように点火角度を調整する必要がある。
ガソリンが燃える速度は一定なので、エンジンの回転数が上がった時には早めに点火しないとピストンが行きすぎてしまって、ガソリンの爆発力がちゃんとピストンに伝わらない。点火時期を早めなければならないのだ。
現代的なエンジンでは点火時期はディストリビューターが、さらにはコンピューターが自動的に進角させるようになっている。のでユーザーは「点火時期を変えなきゃならん」なんてことは意識しなくても問題なくなり、分かりにくくなっている。オートマティックトランスミッションしか知らない人に「クラッチ」「ギアレバー」を説明しようにもなかなか分からんであろうのと同じ。点火時期を意識するのはメーカーとチューナーくらいだ。

ミクスチャーレバーの可能性はないな。
コンテにタイミングレバーと書いてあるというし、ポルコは離水でスロットル開とともに操作している。ミクスチャーレバーは高空に上がって空気が薄くなった時にも最適な空気と燃料の比率(空燃比)を保つため燃料を減らすもんだから。

「最初にエンジンをスタートさせた時に煙が出るのは、燃料が濃すぎるからであって、このレバーは、燃料の混合比を少なくして、完全燃焼させるための装置」、、、地上でエンジンスタートした時に燃料が濃すぎるなら、調整の問題だわな。実際この後空戦で苦戦し、要はこの煙は「完調ではない」結果「墜落させられる」伏線だ。

ちなみに空燃比を変える説明で一般に分かりやすいのはチョークレバーだろう。エンジンが冷えている状態から始動する時に空気を減らし相対的に燃料を濃くして始動しやすくするもので、エンジンが温まるまでは濃くしたままだ。

「燃料の噴射タイミング」はこの頃のレシプロエンジンならバルブを開く時期ということになるが、クランクシャフトからカム等で自動的に行われ、手動操作で行われたことはない。市販車のレシプロエンジンでバルブタイミングの操作が行われるようになるのはホンダのVTEC(インテグラ、1989年)とかポルシェのバリオカム(ポルシェ968、1991年)とかから、もちろん自動だ。

「僕は宮崎さんみたいに飛行機マニアじゃないので、FacebookやTwitterで教えてもらったんですけど」

当時の航空機のエンジン形式は自動車と同じなので、問題は飛行機かどうかじゃなく、この頃のエンジンが現在とは進歩の度合いが違うのでこの時代のレシプロエンジンに詳しいかどうか。

だからこそ当時航空エンジン業界にはクライスラー、パッカード、ベントレー、ブリストル、ロールス・ロイス、サンビーム、ネイピア、BMW、ダイムラー・ベンツ、ルノー、三菱、アルファロメオ、フィアット、ピアジオ、イスパノ・スイザ、、、と自動車業界で馴染みの名前が並ぶわけなんだよね。

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2014年3月15日 (土)

STAP細胞、重要なのは再現性で、他はどうでも良い

STAP細胞、作製手法公表へ…バカンティ教授
》理化学研究所の小保方晴子ユニットリーダー(30)ら
》が発表した新たな万能細胞「STAP細胞」の論文で不
》正が疑われている問題で、論文共著者の米 ハーバー
》ド大のチャールズ・バカンティ教授は14日、STAP細
》胞の詳細な作製手法を近くウェブサイトに公表する考
》えを明らかにした。世界の研究者に再現 実験を促し、
》STAP細胞の存在を証明したい考えだ。
》バカンティ教授はSTAP細胞論文について「比較的軽
》微な間違いや外部からの圧力によって無視するには
》あまりに重要な論文だ」と指摘、論文を撤回する意思
》がないことを改めて示した。

 それでいい。画像の入れ間違いだの変造だの流用だの、どうでも良い話だ。重要なのは再現性があるかどうか、すなわちSTAP細胞の作り方を書いた論文のやり方で誰か他の人がやってSTAP細胞が作れるかどうかだ。ただその一点、その一点のみが科学の根幹である。

 小保方晴子が2011年に早稲田大学に出した博士論文などどうでもいい。はっきり言って、いい加減なものを出しても通るのがあまりに自明であったのなら、わざわざちゃんとした論文を作るだけバカというものだ。
 その場合科学の観点からはそもそも早稲田大学の博士号取得それ自体が意味がない行為だったということになるが、まぁそこは世間の、科学に対する無理解から、事実として役に立ったり必要だったりする場合もあるだろうから、大人の事情で取るのは勝手だろう。

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2013年11月 4日 (月)

山本太郎とみのもんた

 △11はどっちも嫌いである。しかし嫌いだから何を言ってもいいわけではない。

 山本太郎が園遊会で天皇に手紙を渡して批判されている。
 「憲法違反」?
 こう書く奴が山ほどいるのに、どの条文にどう違反しているのか、誰も書かないのはどういうわけだ。
 「請願法違反」?
 これを言うならまず山本太郎が出した手紙が請願に当たるかどうかを検討しなければならないが、内容が未公開なのにどうして請願に当たると言えるんだ。それと、請願法ってのは第4条「請願が誤つて前条に規定する官公署以外の官公署に提出されたときは、その官公署は、請願者に正当な官公署を指示し、又は正当な官公署にその請願書を送付しなければならない。」第5条「この法律に適合する請願は、官公署において、これを受理し誠実に処理しなければならない。」を読めば分かるとおり官公庁に対して作られているもので、当然請願者に対する罰則もない。山本太郎の手紙が「請願」に当たる場合、天皇は「請願者に正当な官公署を指示」せず受け取ったのだから、後は天皇から「正当な官公署にその請願書を送付」すれば終了。送付先は第3条「天皇に対する請願書は、内閣にこれを提出しなければならない。」から、内閣だ。まぁこれは大日本帝国憲法下で天皇に民衆が接するのを防ぐ意味で規定されているんだろうから、平穏に天皇が受け取った以上内閣との間で手紙を往復させる意味はないので、そこまで文理解釈せずそのまま受け取っちゃっても良いとは思うけどね。で、請願法違反だと言い張ってる馬鹿者は、山本太郎の出した手紙が請願法にいう請願に当たるという主張をしていることになるが、第6条「何人も、請願をしたためにいかなる差別待遇を受けない。」も読んだんだよねぇ。請願法違反を論じるのなら、まさに山本太郎を請願法違反で非難している者にこそ当てはまる話だ。
 「議員辞職モノ」?
 こんなのマナー違反かどうか、という程度の話だろう。余談になるが、現行憲法下で天皇に対する請願の存在を前提に請願法が定められていることで分かる通り、天皇に対する請願は憲法違反でも法律違反でもない。無論政治的権限がない天皇にたいして政治に関する請願をしても無意味だろうしそれを知ってか知らずか行なったことに関しては政治家として無能である証拠になるかも知れないがそれだけのこと、次の選挙に際し国民が判断すれば済む。まぁ選挙運動で選挙権のない子どもに対してもちゃんと手を振る政治家が多い中で、判断材料にされるべきとは思えないけどね。今後も根拠を出さないまま「辞職しろ」「辞職しろ」「辞職しろ」と皆で言い続けるなら強要罪が問題になって来る可能性もあるのでご注意を。
 「請願法第3条違反は本人が認めている。法を犯した者は保護する必要なし」?
 そうか、君は例えば道路交通法違反を1回したらもう警察にも消防にも刑事訴訟法にも守ってもらわなくていいって主張なわけだ。日本はそういうルールの国じゃないので、そういう主張の人は他所ヘ行って下さい。ちなみに今回の「山本太郎の請願法違反」は請願法の趣旨からして道路交通法のスピード違反や一旦停止違反程の違法性もない。住民票を取りに行くのに、市役所で行く窓口を間違えたくらいの話だ。
 「政治利用」?
 よく言うよ。言っている側がこれまで散々政治利用して来て、今も山本太郎の件を政治利用している癖に。そもそも山本太郎は手紙を渡したことを自ら公表したんじゃないだろう。批判されて広く知られたんだろう。政治利用させたとすればその「戦犯」は批判し有名にした側だ。批判側から違反条文が請願法第3条ごときしか挙がらないということはマナー違反に過ぎない可能性が高いが、それで国会議員を辞職させられると思うのかねぇ。で、もしそんなに政治利用がイケナイのだったら、これまでその政治利用に罰則規定を何も作らず、今回のような事例に対応できない責任は誰がどう取るんだよ。
 「直訴が爆発的に増える」?
 天皇に政治的権限がないことくらい常識がある人は知っているから、これからもそう皆が皆直訴なんかしないと思うよ。
 後で「山本太郎が天皇に渡した手紙の全文」なる怪文書が出て来てさらに批判を浴び、山本太郎の事務所から「デマだ」と説明があったら今度は「デマだというなら全文公開しろ」。
 不敬を問題にするのであれば、天皇が平穏に受け取った信書についてデマを流したり、「(天皇の承諾なしに)全文公開しろ」と詰め寄る方が余程不敬だと思うがねぇ。

 みのもんたは息子が窃盗未遂容疑で逮捕されて批判されている。
 他の人なら△11は「息子は別の人格だろ」で済ますけど、息子は日本テレビにコネ入社し、親の七光りを背景に行動していたらしいんで、そういうわけにも行かないだろうな。それからみのもんたは「誰が何をやったかによらず、叩ける相手をよってたかって叩く」そういう風潮の一端を担っているかも知れないね。でも、もしそうだったとしても、そういう風潮で本人を扱って良いかどうかは別だし、そもそもみのもんたに問題があったのなら、本人が偉そうに「ご意見番」をしていた時に言ってあげるべきだったろう。「人間というものは、そんなに単純に切って捨てるような批判をできるような、完璧で強いものじゃないですよ」「息子さんが虎の威を借る何とやらになって皆が困っているのでどうにかしてもらえませんか」と。

 叩ける相手を感情的に叩いても、世の中は良くならない。悪くなる一方だ。

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2013年6月 9日 (日)

登山規制の是非

 ニュースで山岳遭難が話題になるたびに、インターネット上で「登山なんか禁止してしまえばいい」という話を読むのだが、一体彼らは自分がどれだけ危険な主張をしているのか理解しているのだろうか、、、理解してないから主張しているんだろうな。

 彼らの主張はこうである。「登山は危険である上に、救援者の二次遭難の危険もあるので迷惑だ。危険なことを禁止するのに何の問題もない」。

 登山は危険?
 全く危険のない状態などあるのだろうか。
 ドライブもツーリングもサイクリングもランニングも水泳も散歩もできんぞ。いや家の中で寝ていたって、飛行機が落ちて来る危険はある。地震が起きて建物が倒壊する危険はある。
 本当に死の危険をなくすには、死ぬしかない。いや冗談じゃなくて。

 登山は生活に必要ないし、普通の趣味とは危険の程度が違う?
 法律ってのは、扱いを変えるなら、誰でも見てすぐに分かる線で分ける必要がある。そうでないと恣意的な扱いを許すことになってしまうからだ。
 △11の知る限り、国内で冬山でない一般ルートで行なう登山ってのは、言うほど危険ではない。無謀登山が危険なのは言うまでもないが、無謀運転が危険なのと同じで、それを以て普通の自動車運転や登山が危険である証左には使えない。
 そもそも「趣味の登山は禁止しろ」って言っている人は、「趣味」「山」をどこからだと思っているんだろう。標高198mの裏山に犬連れて散歩に行くのは登山じゃないのか。
 イメージや標高と、実際の危険も全く比例しない。夏に上高地から3190mの奥穂高岳に登るとか、そういうメジャーなコースなら、登山口から山頂まで人が列をなしているので、「道を間違えて迷い込んじゃった」「脚を怪我をして動けなくなって誰にも気づいてもらえない」、そういう危険があり得ない。遅くなって目的地にたどり着かなくても、最寄りの山小屋に逃げ込んで朝まで布団で寝てれば良い。安全なのである。静岡市の裏山で1051mの竜爪山に登った時は、歩く時間こそ奥穂高岳より短いものの、登山口から登り始め登山口に下山するまでの間誰にも会わなかった。同じ場所で同じ時期でも濃霧が出れば危険度は一変するし、それには15分もあれば充分。
 線引きなんかできないんである。
 あるトップカーレーサーの、こんな趣旨の発言を読んだことがある。「僕はサーキット以外では飛ばしません。エスケープゾーンもないですし、救急車も常駐していませんし、一方通行じゃないですし、走っている方の技量も色々で、危険ですから」

 二次遭難の危険に関しては、例えば「天候の回復を待ってですね、、、」と説明している山岳警備隊の警官に対し「見殺しにするのか、救助に出ろよ、それが仕事だろ税金泥棒」とかいうモンスターに対してノーを言える社会があれば充分である。
 無論助けに行けるのに怠惰で行かないのは批判されるべきだが、救助は二次災害を起こさない範囲で行なうべきだ。当然である。

 彼らの言い分はどうだろうか。何がどのようにどの程度危険なのか考えず「とにかく危ないし迷惑、禁止しろ」と喚き散らす、その本音は「自分さえ良ければ、人のことなどどうでも良い」というところにあり、まさにそれこそが、モンスターの本質なのである。違う場所で「見殺しにするのか、救助に出ろよ、それが仕事だろ税金泥棒」と喚き散らすことになるのである。
 一体そんな奴が跋扈する世の中のどこで当然のように「今は二次遭難の危険があるので捜索隊は出せません」と言えると言うのだ。

「彼らが私を攻撃したとき、私のために声をあげる者は、誰一人残っていなかった。」(マルティン・ニーメラー)

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2012年12月22日 (土)

マヤ予言

 2012年12/21に世界は破滅するはずだったらしい。

 ハレー彗星にしろノストラダムスにしろジュセリーノにしろ今回にしろ、世界破滅予言なるものを本気で信じた馬鹿者ども、この世から去りなさい。死ぬ覚悟はしたんだろうからそれで結構でしょ。どうせ破滅しなかったことに感謝もせず次の予言で騒ぐだけの人生なんだから、存在するだけまともな人の迷惑。

 温暖化だの核兵器だの自然災害だのとちゃんと現実に破滅因子があるんだから、下らんヨタ話で右往左往する暇があったらそっちに対応しろよ。

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ベテルギウスの超新星爆発近し、はデマ
神の目ってか(苦笑)

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2012年9月 1日 (土)

南海トラフ地震、死者32万人全壊238万棟か

 

》東海、東南海、南海地震などが同時発生するマグニチュード(M)9級の
》「南海トラフ巨大地震」について、国の二つの有識者会議は29日、被害想
》定などを公表した。
》死者数は最大で32万3000人。そのうち津波による死者は全体の7割の
》23万人に達する。

 別に何万人死ぬ想定が出ようが驚かない。驚いたのは、mixiの日記で結構「警告するだけでなく、国は何とかせぇよ」という意見が多かったことである。

 甘ったれるなゃ。国家の力なんか、どれだけ有効に使おうが、大災害の前では無力に近いことくらい思い知ったはずだ。危険な地域に勝手に住居を構えて暮らす人間の住居全部を安全にできるような力があるものか。ちょっと考えればすぐ分かるじゃないか。度重なる災害報道で一体何を見ていたんだ。
 そもそもこの世に、安全な場所などないのだ。危険の程度が違うだけ。
 自分の身は自分で守るのだ。守れなかった時、誰かに文句を言っても無意味。

 活動が記録に残っていない程長周期の活断層とか、最後はどうにもできないことはあるだろう。それでも図書館がありインターネットがあるこの世の中で、1000年程度の歴史はすぐ調べられるはずだ。地震・津波だけじゃない、浸水やら土砂崩れの危険性が高い地域はすぐ分かる。
 住居の購入を決定する前に周囲をうろうろ歩き回れば、大雨の際に水がどっちからどっちに流れてどこに溜まるかくらい分かる、、、水は低い方へ流れて低い場所で溜まるんだから。排水ポンプだの堤防だのといった人間の作ったものは勘定に入れない方がいい。どんなに短時間に大量に雨が降っても、どんな状況でも、水は高い方から低い方に流れて低い場所で溜まるが、人間の作ったものが有効に稼働するか、能力は充分か、は災害が起きてみないと分からないからだ。
 △11は当然自分の住む地域のことしか調べなかったけれど、もし2011年03/11以前に東北地方太平洋側で家を買うことになっていたとしたら、貞観地震(869年)の津波がどこまで来たか、当然調べていたと思う。これは後出しじゃんけん論ではない、今住んでいる場所を決める際に調べた事柄の中にはもっと古い事項が入っているから言うのである。

 無論想定すべきは自然災害だけじゃないだろう。
 昔の軍需工場の中には激しい爆撃を受けて、その周辺で今でも不発弾がよく出る地域がある。
 今から日本海側で家を買うなら、北朝鮮が日本を攻撃するとしたらどう攻撃するか考えて、少しでもとばっちりを受けにくそうな場所にする。
 航空自衛隊の、旧帝国陸軍時代からの火薬庫の近所には住みたくない。
 陸軍の演習地などは戦後どさくさで払い下げられた土地も多く、境界や所有権など登記がいい加減で紛争の原因になっているらしい。
 敗戦前後亜炭を掘っていた場所は地下に坑道が残っており、時々突然陥没して問題になっている。

 非常に高価で、一生に何度もするわけでなく、自分と家族の生命・身体を守る家を買うのに、それくらい調べないで、それくらい考えないでどうするんだ。

 先祖伝来の土地から離れるわけには行かないとか、今住んでいる土地を離れては仕事がないとか、「選択の余地がない」という人もいるかも知れない。しかし「選択の余地がない」と判断することも、自然災害の危険を前にして本人の責任で行なうことだ。無論その人は、その選択の責任は自分で負わねばならない。△11の意見ではなく、それが論理的な帰結である。

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2012年8月 3日 (金)

ロンドンオリンピックバドミントン競技における無気力試合

 ロンドンオリンピックのバドミントン女子ダブルスで、3か国の8選手が「故意に負けようとした」として失格になった。

 頭おかしい。試合に負けた方が最終順位確定に有利になるなら試合に負けるのが当たり前で、選手を責めても仕方がない。誰でも最終順位確定で有利になるようにするに決まっているではないか。負けた方が有利になる、そのようなルールが間違っているのである。

 日本女子サッカーも佐々木則夫監督が組み合わせを考え引き分け狙いを指示した旨公言したではないか。

 「サッカーとバドミントンは違う」「あんなあからさまではなく、上手に負けるべき」「負け狙いは簡単だが引き分け狙いはそんなに簡単ではない」とか言っている奴、自分の言っている内容を分かってねぇだろ。
 「勝利に向けて全力を尽くさなかった」ことが問題になっているのだから、あからさまな負け狙いも引き分け狙いもその意味では一緒。

 ルールは「誰が見てもどういう判断が下されるべきなのかが明らか」な文面でなければならない。もし後で「スポーツ精神」などと抽象的な理念に基づく判断を持ち込めるのなら、ルールなんかあっても意味がないじゃないか。
 そもそも「目立たないようにうまくやればOK、あからさまだったらNG」などという話がスポーツ精神に沿った話なのか?

 マラソンで例えば「30kmまでトップに立たず2番目のグループについていく」という戦略は良いのか。
 サッカーのオフサイドトラップは良いのか。言うなれば明らかに「ルールを逆手にとった卑怯なプレー」だろ。
 野球やソフトボールで強打者を敬遠するのは良いのか。ノーストライク3ボールでバッターが1球打つ気なしで見るのはどうなのか。
 テニス、卓球、バドミントン等のダブルスやバレーボールなどの球技でヘタな奴を集中攻撃するのは良いのか。
 ボクシングで相手が弱ったところにラッシュをかけても良いのか。
 短距離走だって水泳だって決勝にエネルギーを残すため、決勝に残れる範囲で予選に全力を出さないトップ選手なんかいくらでもいるだろう。

 「全力を尽くしていない」「スポーツ精神に則っていない」などという抽象的な理由で失格にできるなら、これら全部後出しかつ審判が恣意的に失格にできることになってしまう。
 スポーツ精神を考えるのはルールを考える時にすべきだ。その後は、注意はできてもルールに反しない以上処分は難しい。失格などという一番重い処分を下すなどトンデモナイ話だ。

 スポーツとは、予め決められたルールの中で優劣を競うものである。

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2012年5月 5日 (土)

アポロ11号は月に行った

 なんで急にまたアポロ計画陰謀論がmixiの日記でやたら話題になっているのだ?と思ったら元記事があった。

》人気コミック「宇宙兄弟」の同名実写映画化作品が、明日5月5日から公開
》になります。

 宣伝かよ!

 んで、馬鹿馬鹿しさに輪をかけるのが捏造論を支持する日記の数々。

 コメントで科学的証拠を挙げて説得する人もいるが馬耳東風。まぁすでに世の中にゴロゴロ転がっている証拠を無視できる程に低い検証能力と強い思い込みから捏造論を支持しているわけだから、証拠を拾い上げて目の前に突きつけたからと言って捏造論から離れるわけないわな。
 電力会社が「原子力発電所は安全です!」と言い切るだけで信じちゃう人がたくさんいたのも無理はない。

 別に何を信じていようが勝手なんだけど、人に迷惑かけるなよ、、、ってその程度の脳味噌で勝手にやるんだから、福島第一原子力発電所事故の件を挙げるまでもなく、「迷惑かけない」なんて思っていたってかけられるんだろうな。

 この手の人間と同じ地球上に住んで、民主主義では建前上同じ重さの一票を持っているんだから難儀なことだ。

》アポロ11号で人類が月に降りたのなら、 何故その後一度も行ってないのか?

 行ってるって。アポロ12号、アポロ14号、アポロ15号、アポロ16号、アポロ17号。アポロ11号を合わせて全部で6回も行った。

 アポロ計画が終わって以後なぜ行ってないかって?
 お前よぉ〜NASAが打ち出の小槌を持っていると思っているのか。月に人類を行かせるのにどれだけ費用がかかると思っているんだ。
 当時は冷戦下で「アメリカ合衆国がソビエト連邦に対して科学的に優越している」ことを宣伝する必要があるという特殊事情によって行なわれたんで、無論科学的な業績も大きかったけどその莫大なコストに見あうものじゃなし、何回か行って宣伝効果が薄くなってしまえばコストばかりが目立ってきた。だからアポロ17号が最後になっているわけだよ。

 技術やノウハウってのは使われなくなった途端に失われ始める。だからキョウビ蒸気機関車や機械式時計の整備だってなかなか大変なのだ。戦艦大和の測距儀は製造した当のニコンが「あれは、いまもうちょっとできないね」(長岡正男の発言、小倉磐夫『国産カメラ開発物語』P5)と言っている。
 そのことから類推するに人類を月面に送り込む技術やノウハウだって、使われなかったこの30年で随分錆び付いたハズだ。

 30年前に月に行けたからと言って、今行けるわけではない。技術は進歩した部分もあるが、難儀になった側面もいっぱいある。軽々しく言うなや。

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2011年12月15日 (木)

2011年の世相を表す漢字は「絆」だって。アホか。

2011年を表す漢字は「絆」に決定 - 第2位以降も震災の色濃く

》日本漢字能力検定協会は12月12日、2011年の世相を表す漢字として、最も応募
》数の多かった漢字が「絆(きずな)」だったと発表した。
》同協会は毎年年末に全国から今年一年の世相を表す漢字一字を募集しているが、
》今年の応募総数は49万6,997票で、そのうち6万1,453票(12.36%)が「絆」の得
》票だった。
》「絆」は今年の「新語流行語大賞」のトップテンにも選ばれている。
》今年「絆」が選ばれた理由について、同協会では、「国内では東日本大震災や台
》風による大雨被害、海外ではニュージーランド地震やタイ洪水などが発生し、大
》規模な災害の経験から家族や仲間など身近でかけがえのない人との『絆』をあら
》ためて知った。ソーシャルメディアを通じて新たな人との『絆』が生まれ、旧知
》の人との「絆」が深まる一方で、女子サッカーのワールドカップで優勝した、な
》でしこジャパンのチームワークの『絆』に日本中が感動し勇気づけられた」とコ
》メントしている。
》第2位以降は、「災(サイ/わざわい)」、「震(シン/ふるう・ふるえる)」、
》「波(ハ/なみ)」、「助(ジョ/たすける・たすかる・すけ)」となっている。

 馬鹿も休み休み言え。

 新築したばかりの家を津波で流された人。暖房もない仮設住宅で冬を迎えた人。「福島県出身だ」「福島県から来た」「自動車が福島ナンバーだ」というだけで差別されている人。「福島県で農産物海産物を作っている」というだけで作物を買ってもらえない人。その人たちの問題は絆で解決されたのか。もしくはこれからされるのか。

 これまで40年の間幻の安全神話を綴って原子力発電を推進して来た企業人。危険性を指摘して来たのに無視され続けて来た科学者。何も知らないまま発電所を近所に建てられて自宅を立入禁止にされた人。温泉や用水の既得権益を保持するため結果として地熱発電や小規模水力発電を妨害して来た人。当然の権利のように電気を垂れ流して来た人。それらの間にどういう形で絆があり得るというのか。

 津波に飲み込まれた消防団員の中には、特攻隊員が「志願だ」とされて美化されているのと同様に、本当は逃げたかったのだけれど地域のしがらみ(=絆)で逃げられなかった人も多いのではないのか。
 原子力発電所の安全性への疑問は、原子力ムラ内部の固い絆によって隠蔽されて来て、これからも隠蔽されて行くのではないのか。

 「絆」を候補に挙げた人間は、当然その絆で結ばれた被災地ひいては日本国家のため、震災直後と同じペースで募金とボランティア活動をちゃんと続けているのだろうな。
 復興と除染に一体どれだけの時間とコストが掛かるのか、復興までの被災者の生活をどうするのか、自分の問題として考えているのだろうな。

 世相を表す漢字を選ぶなら、どっちか言えば実効性のあることは何一つやらないままに、今年の世相を表す漢字として恥ずかし気もなく「絆」と書ける日本人の偽善をテーマに選ぶべきじゃないかと思うがねぇ。

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2011年11月16日 (水)

TPPが話題になっている

 別に頭ごなしに反対はしない。しかし全く賛成できないのは、アメリカの言う「非関税障壁」に、非常に不愉快な記憶が個人的にあるからだ。

 △11の記憶に消しがたく残っているのは、以下の2件である。

 一つは、「パソコン」。
 日本のパソコン市場がNEC一辺倒だった頃のことだ。どこぞのアメリカのパソコンメーカーが「日本市場でアメリカ製のパソコンが売れていないのは非関税障壁のせいだ」と言って来ていたらしい。
 当時日本国内でパソコンと言えばNECしか売れていなかったのは、△11の感覚では「他国のメーカーが日本語対応してくれていなかったから」である。相手国の言語に対応もしないで売れなければ非関税障壁って、、、要するにアメリカに言わせれば世界全部が英語を使うべきで、そうでなければ非関税障壁なのであろう。まぁ言語だって関税でない障壁なのだから「非関税障壁」と言っても言語としては間違いではないか。
 日本も「売れ残ること山の如し」なんて嘆くよりアメリカへ持って行って「ぴゅう太がアメリカで売れないのはアメリカの非関税障壁が原因だ」と言ってやれば良かったんだよな。

 一つは、「自動車」。
 日米貿易摩擦が叫ばれていた頃、どこぞのアメリカの自動車メーカーが「日本市場でアメリカ製の自動車が売れていないのは非関税障壁のせいだ」と言って来ていたらしい。
 しかし当時現にドイツ車は日本で売れていたんだし、図体がうすらデカくて燃費が悪く故障が多いと言われていたアメリカ車が日本で売れないのは日本人のせいではあるまいよ。まぁ品質差だって使用状況だって関税でない障壁なのだから「非関税障壁」と言っても言語としては間違いではないか。
 売りたいなら相手の住んでいる国土の条件をちょっとは見てみるべきだと思うが、きっと彼らの言い分ではネパールが戦艦や空母を買わないのは非関税障壁なんだろう。

 別にアメリカだってこれらの言い分が本気で「正しい」「通る」と思って言って来ているわけではあるまい。しかし丸め込まれず敵対せずやって行く外交能力は日本人にあるのかね。リットン調査団の報告書を見て国際連盟の席を蹴り、ハルノートを見て「これは事実上の最後通牒だ」といきり立つような、短絡的で融通の利かない日本人に。
 そこが一番の問題だと思うのだが。

 日本人の感覚で「不潔だ」「危険だ」としか思えない食品が日本で売れないと「非関税障壁だ」と騒がれると思うぞ。
 戦争の惨禍を経験し「攻撃兵器は要らない」「まして核兵器などトンでもない」が今のところ国民の合意になっているけど、それも非関税障壁だねぇ。
 今後日本では原子炉が売れないと思うが、それも非関税障壁かもねぇ、、、

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